疲れた体に効く「豚と梅肉大葉のスペシャル野菜巻き」
スポーツに打ち込む子どもを持つお母さん、毎日の食事メニューに頭を痛めていませんか? このコーナーではサッカー日本代表でも活躍したJ2アビスパ福岡・山瀬功治選手の妻、理恵子さんが考案したアスリートに適した食材で作る「アス飯(めし)」のレシピを紹介します。
理恵子さんがメニューとレシピを考案、アビスパ福岡の試合会場で5月に販売した「アス飯弁当」は1時間で限定120個が完売する人気でした。今回はこの弁当の中から、疲労回復や体づくりに効果のあるメニューを紹介します。
梅干しは「一日一粒で医者知らず」ということわざがあるように、疲労回復効果の高いクエン酸を含みます。食欲の低下を防ぎ整腸作用もある優れもの。この梅の果肉をみそと合わせ、こちらも疲労を回復させるビタミンB1を多く含む豚肉の表面に塗ります。
「ビタミンB1は、豚肉でも特に脂質の少ない部位のモモやヒレに豊富です」と理恵子さん。この上に乗せるのは焼きのりとチーズ。のりには熱に強いビタミンCや、鉄分、カルシウムなどがバランスよく含まれています。
彩りを加えてくれる野菜にも意味があります。赤パプリカは持久力をアップさせるキサントフィル類の宝庫。加熱したり油と一緒に摂取したりすることでさらに吸収率がアップします。ヤングコーンはタンパク質の合成に関わり、筋力トレーニング効率のアップに役立つ亜鉛が豊富。冒頭の弁当に入れたものには関節の痛みを和らげるコンドロイチンが含まれるオクラを使っていますが、これをアスパラガスに代えてもおいしくいただけます。
アスパラガスは疲労回復効果のあるアスパラギン酸や、穂先に毛細血管を強化するルチンが豊富な食材です。熱い夏だけでなく一年中、力がみなぎってくるスペシャルなメニューでパフォーマンスアップを目指してください。
◆材料(6個分)
・豚の薄切り肉、大葉 各3枚
・梅干し(身から種を外す) 1個
・みそ 小さじ1
・焼きのり 1/2枚
・とろけるチーズ 1枚
・アスパラガスまたはオクラ(アスパラガスの場合は穂先5センチ程度)、ヤングコーン 各3本
・赤パプリカ 1/4個程度(5ミリ幅に縦に切ったものを6本)
・オリーブ油、小麦粉 適量
◆作り方
(1)…豚肉を広げ、たたいた梅干しとみそを混ぜ合わせたものを均等に塗る。3等分に切った焼きのりとチーズをのせ、上から大葉を広げる。
(2)…フライパンでさっと火を通した赤パプリカ(5ミリ幅に切ったうちの2本)、ヤングコーン、オクラ(アスパラガス)を(1)の上に並べ、端からくるくると巻き、表面に小麦粉をふる。
(3)…フライパンにオリーブ油を熱し、(2)を転がしながら肉に火が通るまで焼く。包丁で半分にカットしたら出来上がり。
◆山瀬理恵子(やませ・りえこ)1977年生まれ。北海道出身。小学校教諭を務めた後、山瀬功治(現J2福岡)と2003年に結婚。夫の両膝のけがを機にアスリートが最大限に力を発揮できる料理の研究を始め、故障を克服して日本代表でもプレーした夫を支える。フードコーディネーター、アスリートフードマイスターなど数々の資格を持ち、食や栄養に関する講演活動も行う。




























