ヒカリオーソが南関東世代王者 東京ダービー 【大井】

友好紙

 「第65回東京ダービー」(S1・ダート2000メートル)が5日、大井競馬場で行われ、単勝3番人気のヒカリオーソが好位から力強く伸びて優勝。南関東の世代王者に輝いた。勝ち時計は2分9秒4で、重賞3勝目。2馬身差の2着に1番人気のミューチャリーが入り、上位2頭がジャパンダートダービー(Jpn1・7月10日・大井・ダート2000メートル)の優先出走権を獲得した。勝った山崎誠士騎手(34)=川崎・山崎尋=と岩本洋調教師(75)=川崎=はともにこのレース初勝利。3着は2番人気のウィンターフェルだった。

 日本ダービーに続き、南関東でも大きな逆転劇が起こった。ヒカリオーソが京浜盃での悔しさを糧に、断然人気のミューチャリーを完封。第65回の東京ダービー馬に輝いた。

 好スタートから逃げ馬を行かせる形で好位をキープ。前半はやや行きたがるそぶりをみせたが、鞍上がうまく折り合いをつけた。道中はペースが緩み、前半5F通過は65秒6の超スローペース。3コーナーから徐々にペースが上がったが、馬なりのまま逃げていたイグナシオドーロをかわし、余力十分のまま直線へ。そこからもう一度加速し、後続を突き放した。

 テン乗りで見事な仕事をやってのけた山崎誠は、東京ダービー初制覇。開口一番「めちゃくちゃうれしいです」と、喜びを爆発させたが「昨日の大きな事故(4日の大井4Rで5頭が落馬し柏木騎手らが負傷)で心が痛んでいたが、しっかり乗っていい競馬をして、柏木さんに元気を届けられたらと思っていた」と、現在入院中の先輩へエールを送った。

 一方、同じくこのレース初Vの岩本師は、してやったりの表情。「ジョッキーとは2、3番手でもいいんじゃないかと。早め先頭のイメージ通りの競馬になりました」と胸を張った。前走の京浜盃は鼻出血の影響でシンガリ負けを喫したが、2走前の雲取賞でミューチャリーを下した能力を改めて証明したヒカリオーソ。父フリオーソに近づくためにも、この先も南関東を代表して戦っていく。 (南関東取材班)

■2冠奪取に失敗 2着ミューチャリー

 単勝1・3倍の断然人気に支持された羽田盃馬ミューチャリーは、2着を確保するのが精いっぱいだった。中団で脚をため、直線でもスムーズに進路が開けたが、前をとらえ切れずに2冠奪取に失敗。御神本は「ペースが遅く、あの位置では厳しかったです。雲取賞2着の時と同じような競馬になってしまいました」と肩を落とした。

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