新米ママ支援に奮闘する元ギャルママモデル「楽しんで育児することを伝えたい」

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 19歳で出産し、現在は3児のママをしながら心育児研究家として活動する日菜あこさん。かつてギャルママ雑誌の表紙を飾る人気モデルだった彼女は、現在、ママが制服を着て育児を学ぶ“ママ高校”の校長を務めている。自身の子育て経験と、20代後半で取得した子育てアドバイザーとメンタルスペシャリストの資格を活かし彼女が伝える育児法、新米ママ支援とは。

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■心を込めることで変わる心育児 元気で側にいてくれることが一番の幸せ

――日菜さんは現在、心育児(こころいくじ)研究家としても活動されています。“心育児”とは、具体的にどういったものなのでしょうか。

【日菜さん】 簡単に言うと、育児に心を使うということです。おむつを替えたり、ごはんを作ったり、作業になりがちな育児に心を込めてやると、子どもたちの対応も変わるんですよね。

――自身のお子さんたちに実践した結果ということですよね。

【日菜さん】 そうです。お母さんって、子どもにやさしくできない時があるのが一番の悩みだと思うんです。本当は大好きでやさしくしたいのに、できない時がある。でも、作業になりがちなことに少し気持ちを込めるだけでやさしくなれたり、育児に向き合う満足感を得られることがあるんです。

――メンタルを変えることが大事なんですね。

【日菜さん】 望んじゃうとキリがないし、最終的には元気で笑顔で側にいてくれるだけで幸せなんだって思うと、多少のことは許せます。たとえば何かイタズラしてる時も、すぐ怒るんじゃなくて、イタズラして楽しそうにしている表情をまず見てみる。そうやってワンクッション置くと、自分の気持ちも変わるんですよね。

――そういった育児のテクニックをセミナーや“ママ高校”で教えているんですか?

【日菜さん】 ママ高校は、ママたちが制服を着て非日常を味わいながら学べる場所です。いろいろセミナーをやってきて最終的にたどり着いたのが、育児に疲れたママたちに知識を詰め込んでも、余計につらくなるだけということだったんです。

――なるほど。勉強の場と言うよりは、楽しくリフレッシュできる場所ということでしょうか。

【日菜さん】 そうです。非日常を味わいたいママがすごく多かったので、制服を着てもらって。ゲームをして楽しく学びながら、ママじゃない時間を2時間だけ過ごしてもらうんです。浅草に遠足に行ったり、クルージングしたりと、楽しいイベントも開催しています。

――生徒さんは若いママが多い?

【日菜さん】 いや、そんなことないです。初めはギャルが多かったんですけど、今は23歳から44歳と幅広いママに利用して頂いています。お互い子どもがいるママだから、自然と仲良くなれるんですよね。

――皆さん、リフレッシュして帰っていますか?

【日菜さん】 みんな元気になって、次また来る時までがんばろうと思ってもらえてるみたいです。ママ高校に来てくれた方が、人生も育児も、前より楽しくなってくれていたらいいなと願ってます。

■「若くして生んだから」と言われたくなかった

――ご自身が“ギャルママ”として苦しんだからこそ、現在、新米ママのための活動を精力的に行っているとのことですが、19歳で妊娠が判明したとき迷いはなかった?

【日菜さん】 自分の中で、“生まない”っていう選択肢がなかったんです。生みたかったし、お腹の中の赤ちゃんに会いたいって気持ちが強かったですね。「お母さんになるんだ!」って決心してからは迷わなかったです。でも、周りからは猛反対されましたね。相手のご両親もすごく心配していて、最終的には、「私1人でも生む」って説得しました。

――覚悟は決まっていたんですね。

【日菜さん】 はい。親にも本当に大丈夫か何度も聞かれたけど、責任を持って育てると話したら、応援するって言ってくれました。無事出産できて嬉しかったし、すごくかわいかったですね。思った以上に小さくて、でも重かったのを覚えています。

――出産後の生活はいかがでしたか?

【日菜さん】 生んだらゴールだと思っていたのに、育てるのはすごく大変で、「ここからか!」ってすごく驚きました。やりたいことができなくなるのが一番ストレスでした。家事をしないといけないのに赤ちゃんが泣いちゃったり、眠いけど寝られなかったり、思い通りにいかないことが多くて毎日悩みましたね。

――周囲に相談はしなかった?

【日菜さん】 若くして生んだからちゃんとできないって言われるのがイヤで。自分で解決しようと思うんですけど、それができるほど簡単ではなくて…完璧にやりたい気持ちと、できない自分とのギャップに悩む日々でした。

――頼りたくても頼れなかった?

【日菜さん】 まだ周りの友だちでお母さんになった人もいなかったし、親の時代とも育児の環境が違うので相談できないこともあって。誰も頼れなかったから、どうしたらいいかすごく考えたし、1人目はたくさん失敗もして、泣きながら学んでいった感じです。

――そして22歳の時に2人目の長女を、24歳の時に3人目の次女をご出産されたんですよね。

【日菜さん】 そうなんです。0歳の新生児に、魔の2歳児、やんちゃな男の子の4歳児の3人で、家の中がぐちゃぐちゃに(笑)。若かったからできたけど、今だったら無理かもと思います。とにかく子どもたちが幸せになれるようがんばろうって、日々葛藤しながら育ててましたね。

■ずっと心掛けているのは、子どもたちを否定しないようにすること

――しつけやマナーに関して、気を付けていることはありますか?

【日菜さん】 子どもって楽しいか楽しくないかで、やるかやらないかを決めていると思うんです。だからたとえば静かにしなきゃいけない時は、楽しい方法で静かにさせてみる。「小さい声でしゃべったら、聞こえると思う?」って聞いて、ひそひそ話するようにしたり。

――子育てする上で大事にしてきたことは?

【日菜さん】 ずっと心掛けているのは、子どもたちを否定しないようにすること。自分がいろいろ言われてイヤな思いをしたから、ダメなところも受け入れよう、もしできなくても責めないでおこうと思っています。

――お子さんたちも中学生、小学校高学年になり、だいぶ手を離れてきたと思います。

【日菜さん】 そうなんですよね。昔はすごく大変であんなに一人の時間が欲しかったのに、今は子どもたちが部活や塾で忙しくて。ずっと一緒にいられるのはかけがえのない時間だったんだなと、改めて思います。

――時間のたつのは、あっという間ですよね。

【日菜さん】 長男はもう15歳で、20歳まで一緒に住めるとしてもあと5年。15年があっという間だったから、5年なんて秒だなって(笑)。もしもっと前にそのことに気づけていたら、育児に対する思いも変わったと思うんですよね。だから、今子どもが小さくて大変な若いママたちに、一緒にいる時間は限られていることも伝えていきたいです。

(インタビュー・文/辻内史佳)

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