卒業迫る女子大生が「ショークラブダンサー」になることを決めた理由

オリコン

 東京・六本木に、月売上が約1億円に達する景気の良い場所が存在する。その名も「バーレスク東京」。店内には大型LEDが四方八方に設置され、中央には回転するステージ。人気曲とともにセクシーな美女ダンサーたちが華々しいパフォーマンスを繰り広げる “新感覚エンターテイメント空間”だ。今回は大学4年生のダンサー、おとさんにインタビュー。社会学を学ぶ彼女は、入店してまた1週間という初々しさあふれる新人。卒業後もここで働くことを考えているそうだ。

【写真】優しく微笑みながらこちらを見つめる「うた」

■やりたいことのなかった私が、目標を見つけた

――今まで何人かダンサーさんにお話を伺ってきましたが、学生さんはレアケースです。

【おと】今は大学4年生で、今日でまだ出勤3日目なんです。

――そもそもなぜこのお店に入ろうと思ったんですか?

【おと】私、やりたいことや夢がなかったんです。アルバイトもずっと居酒屋さんのホールでいたって普通。でも大学3年生になると「卒業後に何をしよう?」と考え始めるじゃないですか。そんな時にここを好きな友達が、連れて行ってくれたんですよ。ショーを見ていたら、ダンサーの皆さんがすごくキラキラ輝いていて「まるで夢の国みたい!」と感動して。その後、ダンサーさんのTwitterやインスタをフォローしてチェックしていくうちに「私もここで働きたい」と思うようになり、面接に向かったんです。

――やりたいことがついに見つかったんですね。バーレスク東京のダンサーさんは、皆「練習が大変」と話します。おとさんはダンスの経験がありましたけれど、お店の練習はどう感じましたかか?

【おと】みなさんと同じく、大変ですね……。ダンスは小学校1年生からスクールに通い始めて、中・高校生まで続けていましたが、発表会に向けて数ヶ月準備して本番を迎えるというのが一般的でした。でもここでは、立ち位置や振り付けが毎日変わるんです。なので、お店とスクールのスピード感の違いにまだ慣れなくて…高いヒールを履いてバランス取るのも難しいです。

――まだショーを楽しむまではできていないと。

【おと】そうですね。「よりよくしたい」って段階ではなくて、「先輩たちのショーを邪魔せずに踊ること」を心がけています。でも、バーレスク東京に入ってよかったって思うんです。承認欲求じゃないですけど、私は人一倍認められたい思いが強いので、ショーで声援を受けると、これまでにない充実感があります。

――なかなか他の仕事では経験できないことですよね。ちなみに大学卒業後はどうするんですか?

【おと】入る前から考えていたんですが、このお店で働き続ける予定です!

■お店では「ツインテール」 その理由とは

――では休日の過ごし方も聞きたいのですが。

【おと】休日はアニメを延々と見ています。ジャンルもジャンプアニメから深夜帯のマイナーなものまで一通り。私、毎クール全てのアニメに目を通しているんです。だいたい20作品を最初から最後まで見て、気に入ったものはリピートして見ています。ちなみに、一押しの作品は『Angel Beats!』(エンジェルビーツ)です。

――毎クール全作品視聴はすごいですね。

【おと】主人公の立場と重ね合わせて、自分が体験できない世界を見るのが面白いんです。

――ちなみに、おとさんのSNSを見たらいつもツインテールですよね。今日もそうですけれど、アニメの影響ですか?

【おと】あ、これはアニメの影響ではなくて、ただツインテールが好きなんです。ガーリーな服装が好きですし、「ツインテール」協会っていう団体があって、イベントにもよく遊びに行ってます。あとは先輩から、「最初はお客さんから覚えてもらうためにキャラ付けした方がいいよ」ってアドバイスを受けて。だったらツインテールにしちゃおうって。

――入店して間もないですが、今後の目標はありますか?

【おと】今は先輩に付いていくのに必死ですけど、より良いショーを作りたいって思っています。ついつい目で追ってしまう存在になれるよう、私も頑張りたいなと。

(取材・文/鈴木雅矩 撮影/飯岡拓也)

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