パフューム連覇 東京大賞典 【大井】
「第65回東京大賞典」(G1・ダート2000メートル)が29日、大井競馬場で行われ、単勝2番人気のオメガパフュームが直線で突き抜けて快勝。中団追走から豪脚を繰り出し、史上4頭目の連覇を達成した。勝ち時計は2分04秒9で同馬は重賞4勝目。勝ったミルコ・デムーロ騎手(40)、安田翔伍調教師(37)はともに2年連続2度目の優勝となった。1馬身差の2着が5番人気ノンコノユメ、さらに2馬身差の3着に4番人気モジアナフレイバーが入り、地元TCK勢が健闘した。1番人気のゴールドドリームは4着だった。
■デムーロは底力に感謝
いちかばちかの勝負手が実を結んだ。連覇が掛かっていたM・デムーロ騎乗のオメガパフュームが、勝負どころで先行勢を力でねじ伏せ、さらにノンコノユメの追い上げをしのぎ、連覇を達成。両腕を横に広げる派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。
大得意の舞台で改めて、その強さを見せつけた。ここまで大井では3戦2勝、2着1回。ケイティブレイブ、ゴールドドリームのJRA2頭が先行集団で張り合う中、その直後で脚を温存した。3コーナー過ぎから進出を開始すると、4コーナーでは外から抜群の手応えで先行勢を射程内に。「いつもよりスタートが良くて、手応えも良かった。直線ですぐにゴールドドリームの脚がなくなったのが分かった」とM・デムーロ。満を持して抜け出したところで、最内からノンコノユメが襲いかかってきたが「フワフワしたけど内からきてまた伸びてくれた」とパートナーの底力に感謝だ。そして突如、沸き上がった自身の美浦への移籍話にも「いいエンディングになったね。1、2月はいっぱい乗せてくれると言うので美浦で乗るけど、3月以降は分からない。所属も栗東のままです」と笑顔で説明した。
大役を果たした安田翔師も満面の笑み。「1週前に馬を怒らせるためにPコースで追い切った。集中力を高めるためにですね。いちかばちかでやって駄目になるか、前走と同じくらいになるか。馬が盛り返してくれて自信はありました」と出来の良さに胸を張った。
この勝利で3度目の大井でのG1級レース優勝。いずれもが2000メートルだ。今後のプランは状態を見ながらオーナーと相談してからだが、「2000メートル以上で力が発揮できる馬だと僕は思っています。ただ今回はめいちの仕上げだったので反動があるかもしれない。慎重に見極めたい」と指揮官。順調にいけば「ドバイワールドカップ」(G1・20年3月28日・メイダン・ダート2000メートル)が最有力か。年が明けても5歳とまだ伸び盛り。次は世界を制し、ダート界の日本最強馬として名乗りを上げる。 (米内宏一郎)



























