津ボート 全国2位の歴史

津ボートの正面入り口。左手の巨大な“貝殻”はイベントホールの「ツッキードーム」 拡大

津ボートの正面入り口。左手の巨大な“貝殻”はイベントホールの「ツッキードーム」

店頭に並んだ総菜が食欲をそそるスタンド1階のフードコート 津市民に親しまれているうなぎ ジャンボサイズが特徴の津ぎょうざ 多くの参拝客でにぎわう伊勢神宮(内宮)の入り口前 ふんわりした麺にタレがかかる伊勢うどん

 津ボート(津市)は、大村ボート(長崎県)に次いで2番目にボートレースを開催した、全国でも有数の歴史を持つレース場だ。ビッグレースはずっと開催がなかったが、大幅な施設改修で現スタンドが2002年にオープンしたのを機に、SGなど全国発売のレースも随時開催。立地は、国内屈指の経済圏の名古屋方面はもちろん、近畿方面からのアクセスにも恵まれ、幅広くファンを集めている。

 津ボートは1952年7月に初開催。同年4月に初開催した大村に続く全国2場目のオープンだった。当初は、現在地の北方の岩田川河口でレースを行っていたが、69年に移転。90年代には大改修を行い、2002年に現在のスタンドが全館オープンした。

 入場前にまず目に飛び込むのが、銀色の巨大な貝殻状の外観。この中にはイベントホール「ツッキードーム」が収まっている。同ドームには大型スクリーンが備わり、ステージと座席は可動式。そのため、さまざまなイベントに対応が可能で、プロレス興行が開かれたこともある。

 スタンドはガラス張りで超近代的。1階部分は、水面際で間近にボートが見られる観戦スペースを幅広く確保。2、3階は無料の一般席で、4階が有料の指定席。B指定席(1000円)はペア席と1人席があり、計764席。143席あるA指定席(2000円)は、各席に液晶モニターがつく。

◆空路も陸路も便利◆

 九州から津ボートへは、列車でも飛行機でも、少ない乗り換え回数でアクセスが可能だ。

 空路なら、中部国際空港(セントレア)の利用が便利。同空港と津市内の船着き場「津なぎさまち」を結ぶ高速船が運航されており、空港からの所要時間はわずか45分。津なぎさまちには、津ボートの無料バスが1日3便、経由している。

 列車利用なら、ルートは主に2パターン。まず一つは、新幹線で名古屋まで行き、JRか近鉄に乗り換えて津へ向かうルート。JRでも近鉄でも名古屋からは1時間弱。

 もう一つは、新幹線で新大阪まで行き、大阪から近鉄を使うルート。大阪難波など近鉄線の駅までの移動は必要だが、大阪難波から津への所要時間は特急で約1時間半と意外に近い。

 津駅からは津ボートの無料バスが1日5便運行。SGなどの際には増便される。

◆メニュー豊富なフードコート◆

場内グルメ 場内グルメは、スタンド1階の2M側にフードコート、1M側にうどん店、3階にレストランがある。

 1日を通してにぎわうフードコートは、名前こそフードコートだが、街の食堂の雰囲気を残し、各店とも気さくなもてなしが心地よい。メニューは、モツを赤みそで煮た東海地区の定番「どて煮」を載せた「どて丼」や、レース場の定番のカツ丼、ラーメン、カレーライスなど豊富。ご当地うどんの伊勢うどんも提供している。さまざまな揚げ物や総菜からおかずを選べる定食もバラエティーに富み、思わず目移りするラインアップだ。

 3階のレストランも、丼物や麺類のほか、ショーケースに入ったおかずが選べる食堂スタイルのオーダーもOKだ。

◆津周辺のグルメと観光◆

 三重県と言えば、日本古来からの一大観光地・伊勢神宮をはじめ、ボートレース以外にも見どころが豊富。真珠の養殖地として知られ、複雑な海岸線が美しい英虞湾や、忍者の里・伊賀も三重県。山海の幸に恵まれ、グルメ紀行も楽しい地域だ。

 津はかつて、うなぎの養殖が盛んだったことから、今でもうなぎは市民に厚く支持されている。

 総務省の県庁所在地別の調査で、1人当たりのうなぎ蒲焼きに対する消費額が日本一だったこともある。うなぎ店も多く、盛りの良さが自慢など個性的な店もある。

 ただ今、売り出し中のB級グルメが「津ぎょうざ」だ。元来は津市内の給食メニューで、直径15センチの皮を使用した揚げギョーザ。通常のギョーザの4、5個分はあろうかというジャンボサイズが特徴だ。給食ゆえ、ボリュームと作る手間の削減を両立させる必要があり、この大きさの揚げギョーザに至ったのだという。市内のラーメン店や中華料理店、居酒屋などで提供している。

 三重県の観光と言えば、何といっても欠かせないのが伊勢神宮だろう。

 古くから全国の人たちを集める一大観光スポット。天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祭る「内宮」(ないくう)と、豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祭る「外宮」(げくう)、さらに別宮も含めた100以上の神社の総称が伊勢神宮で、全て回るには1日ではとても足りないほどのスケール。今年は、社殿を作り替える20年に一度の「式年遷宮」の年に当たり、いっそうの参拝客が訪れている。

 津駅から外宮の最寄り駅の伊勢市駅までは、近鉄特急なら約30分。朝から行動すれば、レース観戦との両立は十分に可能だ。

 お伊勢参りでの腹ごしらえなら伊勢うどん。ふんわりと茹でた極太のうどんに、つゆではなく、だしの効いた濃いめのタレがかかる。腰より柔らかさが特徴の博多のうどんに慣れた舌には、ベストマッチかも。

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