ウィザードG1 2勝目 川崎記念 【川崎】

友好紙

 「第69回川崎記念」(Jpn1・29日・川崎競馬場・ダート2100メートル)は、単勝1番人気のチュウワウィザードが2着馬に6馬身差をつけて圧勝。好位追走から直線で鋭く抜け出し、後続に影をも踏ませなかった。勝ち時計は2分14秒1で、同馬は昨年のJBCクラシックに続くJpn12勝目、重賞は5勝目となった。川田将雅騎手(34)、大久保龍志調教師(54)はともにこのレース初優勝。2着に地元川崎の7番人気ヒカリオーソ、さらに1馬身差の3着に3番人気のデルマルーヴルが入った。

 終わってみれば他馬を寄せ付けない独り舞台。チュウワウィザードが川崎競馬最大のレースを制圧した。「無事に1番人気に応えられ、勝ち切れて良かったです」。川田将は表情ひとつ変えずこう話した。晴れわたった空が祝福するように照らしたその馬体は、神々しく光り輝いていた。

 単勝1・6倍のプレッシャーなど、どこ吹く風。ロケットスタートを決めると無理なく3番手をキープした。道中の折り合いも実にスムーズで、不利なく息を入れながら動き出しを探った。最終コーナー手前で勝負に出たミューチャリーを外から抜き去ると、直線でもグンと加速。馬なりのまま栄光のゴールに飛び込んだ。

 まだ課題を残しながらも、結果に結びついた。「前半の並びがワイドでどう対応するかと思いましたが、主張していい形に持ち込めました。正面スタンド前からデルマルーヴルとやりとりしながら展開。抜け出してからは遊んでいたので、そこをケアしながら乗りました」と鞍上は冷静にレースを振り返った。パートナーの、さらなる可能性を感じたのは確かだろう。

 目指すは真のダート王者。気になる次走に関しては「選出されればドバイワールドカップ(G1・3月28日・メイダン競馬場・ダート2000メートル)へ行きたいと思います」と大久保龍師。まだまだ成長の余地を残す5歳馬は海を渡り、その実力を世界へとアピールするつもりだ。 (森田雄喜)

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