石坂浩二、『やすらぎの郷』から足かけ3年 クランクアップに感無量

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 テレビ朝日系で昨年4月から放送されている帯ドラマ劇場『やすらぎの刻~道』(月~金 後0:30~0:50※最終回スペシャルは、27日 後0:30~1:15)の出演者が次々とクランクアップ。大トリは、『やすらぎの郷』から足かけ3年、主人公・菊村栄を演じてきた石坂浩二。撮影最終日、栄がとある人物の墓前に報告に向かうシーンを撮り終えた石坂はスタッフそれぞれと固い握手を交わした後、「“ありがとうございます”という、感謝の気持ちしかありません…」と、無事“完走”できたことに感無量な様子だった。

【写真】橋爪功と風間俊介の“W公平”共演が実現

 脚本家の倉本聰氏が書き上げた壮大な物語がついに完結。倉本作品史上最多
執筆原稿5500枚、放送総尺は計67時間に達したほか、スタジオ撮影総日数は153日、ロケ総日数は171日におよんだ。

 総出演者は402人(『やすらぎ』パート=172人、『道』パート・昭和編=159人、『道』パート・平成編=71人)、エキストラ総数1235人、弁当発注個数1万3943個という、前代未聞の域に到達。テレビドラマ史上、ほかに類を見ないスケールの大きさを裏づける、数々の記録を残した。

 石坂は「キャストスタッフ全員を代表して、まずは倉本先生に感謝をささげたい。でも、僕も『道』パートに出演したかったなぁという思いがあり、そこだけは倉本さんに恨みを持っています(笑)。僕自身、あと何年やるかわかりませんが、この作品の経験を生かして、もう少しの間、お芝居を一生懸命やっていきたいと思います」と、長丁場の撮影を終えて新たに生まれた“誓い”を語っていた。

 同ドラマは、脚本家の菊村(石坂)ら“テレビ人”たちが入居する老人ホーム「やすらぎの郷」の人間模様、そして、菊村が執筆してきたシナリオ「道」の根来しの(清野菜名/風吹ジュン)・公平(風間俊介/橋爪功)夫妻の一代記、という2つの世界を絶妙なバランスで描き、1年かけて放送中。

■風間俊介が再登場で正真正銘のクランクアップ

 「道」パートの昭和編でヒロイン・しのの夫・公平役に挑み、役柄のため“人生初の坊主頭”になった、風間は、物語が平成編に突入するとともに晩年を演じる橋爪にバトンタッチし、いったん作品を“卒業”したが、最終話前週の17日放送の第240話に再登場する。

 この回は、橋爪演じる95歳の公平の前に、なぜか風間ふんする22歳の公平が出現。仏壇から見つかった一丁の拳銃をめぐって、2人がああでもないこうでもないと言い争う、不思議なストーリーが展開する。

 橋爪と風間が対峙する場面はカットをほとんどかけない“長回し撮影”で行われ、まるで2人芝居の舞台を見ているかのよう…。公平というひとりの男を体現してきた2人が絶妙な“芝居合戦”を繰り広げた。

 今回、正真正銘のクランクアップを迎えた風間は、「こんなにも責任感、充実感を覚えながら撮影をしたのは初めてではないかと思える作品で、楽しいこともありましたが、プレッシャーにのたうちまわったようなときもありました。でも、こういう作品を作るために今まで頑張ってきたのかなと思うぐらい、幸せな時間でした」と、撮影を振り返った。「橋爪さんとの“W公平”の共演も…胸にグッとくるものがありました。いやぁ~ついに終わりかぁ~!」と万感迫る表情で語り、橋爪とガッチリ握手を交わしていた。

■風吹ジュン&橋爪功の「道」パートも無事撮了

 その数日後、「道」の平成編も撮影終了。清野からヒロイン・しの役を引き継いだ風吹は、「途中、とても寂しい思いも経験しました…」と故・八千草薫さんをしのびながら、「倉本先生、素晴らしいキャストとスタッフのみなさん、そして演出家のみなさん…どんなにお礼を言っても足りないぐらい、素晴らしい時間を過ごさせていただきました。やっぱり終わってほしくないなぁ(笑)。橋爪さんの素晴らしい芝居を、ずーっと見ることができて幸せでした」と、充実感たっぷりの笑顔を浮かべていた。

 リスペクトの言葉を贈られた橋爪は、照れ隠しなのか、「イエーイ! スタッフのみなさん、お疲れさまでした」とだけ言って花束を掲げた。ひとしきり記念撮影した後、「ちょっとだけ寂しい~!」とスタッフに向けて叫び、スタジオを泣き笑いで包んでいた。

■浅丘ルリ子&加賀まりこには、石坂浩二から花束贈呈

 「やすらぎ」パートも撮影を終え、2017年放送の『やすらぎの郷』からの主要メンバー・浅丘ルリ子、加賀まりこが同時にクランクアップ。加賀は、プレゼンターとしてスタンバイしていた石坂を見つけると、茶目っ気たっぷりに「それ、もらっていいの?」と自ら花束を受け取りに行き、「よかったねー! 無事に終わりました!」とスタッフに向けて感謝の拍手を送った。

 同じく石坂から花束を手渡された浅丘も、「この現場はみなさんひとりひとりが素敵で、いい人ばかり。普通なら、会うたびに嫌なところがどんどん出てくるはずなのに、そんな人が誰もいなくて、“どういう番組なのかしら”と思っていました。お仕事に来るのが本当に楽しみでした」と、作品との別れをしみじみ惜しんでいた。

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