ファンの熱狂ひときわ 住之江ボート

住之江ボートのスタンド 拡大

住之江ボートのスタンド

春から秋はナイターで開催する住之江ボート 外向け発売所「ボートパーク住之江」の入り口 パックのふたが閉まらないほどの「ライフク」の焼きそば(大盛り) お好み焼きやたこ焼きをそろえたスタンド2階の売店 大阪を代表するB級グルメの串カツ ライトアップされた通天閣 松竹芸能のお笑いが楽しめる道頓堀角座

 住之江ボート(大阪市住之江区)は、全国でも一、二を争う一大ボートレース場。業界最高峰の一戦「賞金王決定戦」も今回で24回目(全28回中)と全国最多の開催数を誇り、ファンの熱狂度もひときわ高い。賞金王開催時は昼間開催だが、春から秋にかけてはナイターで開催。仕事帰りのサラリーマンなど、都市部のボートファンのニーズをくみ取っている。

開設57年 ニーズに合わせ変貌

 住之江ボートは1956年6月に初開催。52年に開設された狭山(旧狭山町、大阪狭山市)の後を受ける形でオープンした。現代の隆盛を思えば信じられないが、当時の狭山は大不振で、そのために移転を余儀なくされたという。

 しかし住之江に移ってから徐々に業績は好転。61年の全日本選手権(ダービー)では、当時の1日舟券売上額を更新するなど、全国トップクラスへと瞬く間に駆け上がっていった。

 その間に施設改善も進み、移転時は土埃にまみれたというスタンドも、今ではもちろん近代的。近年はさらに改修され、スタンドの一角が外向け発売所「ボートパーク住之江」に生まれ変わるなど、時代のニーズに合わせて変貌を続けている。

 ソフトドリンク飲み放題の有料席は、1席1500円から2500円まで幅広く設定され、グループで利用できる席も複数用意。テーブルを挟んで座る掘りごたつ仕様のBOXシート(定員6人、全2シート)は6000円とお得。1部屋6000円(同4人)のグループルームもあり、仲間同士でワイワイと旅打ちを楽しむことも可能だ。

 ◆場内グルメ充実◆

 場内グルメは、スタンド1、2階に売店や食堂が点在。南入場門から近いのが、1階の売店や、外向け発売所「ボートパーク住之江」内のフードコート。丼物や定食類、うどんやラーメンといった麺類などがそろうほか、串カツやおでんなど、ビールのつまみにも事欠かない。

 住之江のグルメで外せない有名店が焼きそばの「ライフク」だ。以前はスタンド1階にあったが、2階の現在地に移転した。香ばしいソースが麺にしっかり絡んだおいしさはもちろん、盛りの良さも自慢で、普通(300円)でもたっぷりの量。これが大盛り(350円)になるとパックのふたが閉まらないほど。大レース時などには長い行列ができる人気店だ。

 売店各所ではたこ焼きやお好み焼きが売られ、大阪のB級グルメをレース場の中でも楽しめる。

◆交通アクセス抜群◆

 住之江ボートの最寄り駅は、地下鉄四つ橋線の住之江公園。駅を出るとそこはもうレース場だ。

 九州から新幹線を利用なら、新大阪で下車して地下鉄御堂筋線に乗り、四つ橋線への乗換駅の大国町へ。大国町では、ホームのすぐ反対側で乗り換えられるので便利だ。新大阪から住之江公園までの所要時間は約30分。

 飛行機を利用なら、関西国際空港から南海と地下鉄を乗り継ぐルートで約1時間強。大阪空港(伊丹)からでも、モノレールや阪急、地下鉄を乗り継いで約1時間強。

 今の時季は昼間開催の住之江だが、それでも陸路、空路とも、博多からなら当日移動でも朝の1Rに間に合うアクセスの良さだ。

B級グルメから観光まで…旅打ち存分に

 通天閣、お好み焼き、お笑い、大衆酒場-。グルメから観光に至るまで、大阪は庶民的な楽しみが豊富で、レース観戦の前後も退屈しない。それどころか、時間や胃袋が足りないほど。数日間の日程での旅打ちも存分に楽しめるレース場だ。

  大阪はご存じ、食い倒れの街。ボート場の最寄りの住之江公園から地下鉄で十数分のなんば(難波)は、梅田の「キタ」に対して「ミナミ」と呼ばれ、有名な道頓堀もこちらにある。動くカニの看板などがきらびやかに並ぶメーンストリートは、日本全国はもちろん、世界中のグルメが訪れる国内有数の観光地だ。

 大阪のB級グルメと言えば、たこ焼きやお好み焼きが以前から有名だが、ここ十数年で一気に人気を増したのが串カツ。中でも近年、多くの観光客を集めるのが、なんばから地下鉄で2駅の動物園前駅近くの「新世界」と呼ばれる地域だ。新世界は、歴史のあるタワー「通天閣」のたもとで、多数の串カツ店や大衆酒場が軒を連ねる。もちろん各店とも、ソースは2度漬け禁止だ。

 また和のファストフードとして、大衆すし店も大阪には多く、回転ずし感覚で気軽に楽しめる。

 ◆お笑いもおすすめやで~◆

 大阪は東京と並ぶお笑いの本場。東京の寄席は落語が中心だが、大阪の演芸場は落語以外に漫才の演目が豊富だ。

 ミナミの演芸場は吉本興業の「なんばグランド花月(NGK)」が有名。近くには府立上方演芸資料館「ワッハ上方」があり、お笑いについて歴史的な造詣を深めることもできる。

 道頓堀には松竹芸能の演芸場「道頓堀角座」がある。上演時間はNGKより短めだが、その分お得な料金設定で、空き時間に気軽に楽しめる。

 通天閣も難波からすぐ。福の神のビリケンは、5階の展望台にいる。

 ジンベエザメがいる大型の水族館「海遊館」は、住之江ボートからも好アクセス。最寄り駅の地下鉄中央線大阪港駅へは約30分だ。

=2013/12/20付 西日本スポーツ=

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