平山悲願の大会初V レディースC 【多摩川】

友好紙

 多摩川ボートのプレミアムG1「第34回レディースチャンピオン」は10日、最終日の12Rで優勝戦が行われ、2号艇の平山智加(35)=香川=が2コースからコンマ20のSでまくりを決め、2013年のクイーンズクライマックス以来G1通算3回目でこの大会は初優勝。賞金1100万円を獲得して女子同ランクはトップに浮上した。2着はインから体勢を立て直して踏ん張った守屋美穂、3周1Mで桜本あゆみに競り勝った細川裕子が3着に入った。

ヒロイン

 女王の名にふさわしい圧倒的強さだった。人気を集めたインの守屋を2コースからジカまくりで撃破した平山がレディースチャンピオン初制覇。「本当に取りたいタイトルだったし、チャンスが巡ってきて取れて本当にうれしい」と会心のスマイルだ。

 イチかバチかの作戦だった。通常、2コースなら差しがセオリー。しかし、平山は1Mでまくりを選択。その理由を「ボートが差しの向きじゃなかった。差すに差せないし、ツケ回ろうと思って。体が勝手に反応しましたね」と、混合戦を含むG12勝の実力者ならではの判断で、ヴィクトリーロードを切り開いた。

 2008年に同支部の先輩・福田雅一と結婚。2人の子宝にも恵まれた。家族ができたことで「守るべきものが増えて気持ちも強くなりましたね。子どもを家に置いてきているので、1分1秒を無駄にしたくないと思うようになりました」と仕事への向き合い方に変化が訪れ、「家族が支えてくれているからここにいる。旦那さんは大変だと思うけど(笑)。感謝したいですね」と頭を下げた。

 この優勝で女子賞金ランクはレース前の6位から5人抜きでトップに浮上。全体でのランクも34位に上がり、来年のクラシック出場権利も得た。「SGはかなりのブランク(16年ダービー以来)がある。でも、目指すべきところはそこで活躍したいと思っています。気を引き締めていきたいと思います」。母となり、また一つ勲章を手にした平山の最強伝説が再び始まった。 (白川正樹)

 ◆平山智加(ひらやま・ちか)1985(昭和60)年7月13日生まれの35歳。157センチ、46キロ。血液型はO。香川県丸亀市出身。私立英明高等学校卒業。選手養成98期生、香川支部所属。同期には松本晶恵、松田祐季、西村拓也、鶴本崇文、浜本優一らがいる。2006年5月まるがめでデビュー(5着)。08年5月まるがめで初優勝。SG初出場は09年オールスター(福岡)。13年1月尼崎60周年で男子相手にG1初優勝の快挙。ほか同年のクイーンズクライマックス(芦屋)、20年レディースチャンピオン(多摩川)でG1タイトル。G13Vを含む通算優勝は30回。夫はボートレーサーの福田雅一。

「1M大事に回って…」守屋無念のV逸

 王道Vに挑んだ守屋美穂はインからトップSを決めたが、2コースの平山智加のまくりに屈し2着。「しっかりSを行った分、1Mは大事に回ってしまった。(平山が)上をくるとは思っていなかった」と、レディースチャンピオン初Vにあと一歩届かなかった。「エンジンの仕上がりは良かった。また頑張ります」と、次回でのリベンジを誓った。

【戦い終わって】

 細川裕子(3着)平山さんが出ていましたね。回り過ぎで伸びが弱かったが、道中は良かった。もったいないが、やれることはやった。悔いはないかな。何度かいいターンもできたし、他の人がうまかったということ。

 桜本あゆみ(4着)Sは全速で行けたし、スリット後もいい感じだった。優勝戦が一番いい状態で行けました。悔いはないです。この一節の戦いは、絶対に次に生きると思う。

 小野生奈(5着)Sが行けなかったし、乗り心地も合っていなかった。展示タイムも出ておらず、優勝戦に入ると厳しかった。

 水野望美(6着)6コースでも戦える足に仕上げたつもり。全体的に良かった。今節はすごく自信がついた。

 ◆売り上げレコード更新 第34回レディースチャンピオンを開催した多摩川ボートは、6日間で115億1225万700円(返還額1億1327万2600円)を売り上げ、これまでの最高額だった第19回大会(107億6255万5400円)を更新する新記録を達成。目標額とした80億円を大幅に上回る盛況に終わった。

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