寺島進、破天荒すぎる“タコ焼きドクター”彦次郎「ストレス解消につながれば」

オリコン

 俳優の寺島進がタコ焼き屋台店主から転身した破天荒な医師・大藪彦次郎(おおやぶ・ひこじろう)を演じるテレビ朝日系ドラマスペシャル『ドクター彦次郎 5』が、13日(後9:00~10:54)に放送される。2015年10月に「土曜ワイド劇場」枠で第1作を放送して以来、好評を博してきたシリーズの第5弾。オンエア直前、寺島が最新作にこめた願い、そして2020年の今、作品を届けることへの思いを熱く語った。

【写真】“和柄”の手作り布マスクをした彦次郎

――本作でついに第5弾! どんな思いで撮影に臨んだのでしょうか?

【寺島】この『ドクター彦次郎』は、ハチャメチャだけど義理人情を大切に、これまでの医療モノとはひと味違う、飛び跳ねた感じで作ってきました。まずは、5作目もそういう躍動感を継承しようと思いましたね。

 今回、吉田啓一郎監督から児玉宜久監督へと演出を引き継いだのですが、立ち上げから第4弾まで指揮してくださり、この『ドクター彦次郎』の世界を創り出してくださった吉田監督への恩を忘れてはならないと心に刻み、撮影に挑みました。また、東映京都撮影所で大変お世話になり、このシリーズでは“ガリガリ隊”のメンバーを演じてくださってきた大先輩・野口貴史さんが今年他界されたので、追悼の思いも込めました。本当にスタッフ、レギュラーキャストのみなさんに支えられてここまでやってきたんだなぁと改めて感じた一作です。

――今作の事件の第一発見者であり、被害者との共同研究に携わってきた超エリート医学博士・花井舞香役の矢田亜希子さんをはじめ、多彩なゲストを迎えていますが、共演した感想は?

【寺島】矢田亜希子さんは難しい役をさらっと演じられるので、ホントに素晴らしい女優さんだと思いました。山下容莉枝さんは現場でとても集中していらっしゃいましたし、小堺一機さんが意外な役柄で出てくださりなかなかスゴイキャスティングだなと思いました。

――本作では矢田さん演じる舞香と急接近しますが、彦次郎の恋模様はどんな思いで演じたのでしょうか?

【寺島】三角関係、四角関係のさじ加減が微妙で…かなり難しかったですねぇ(笑)。でも今回はこれまでよりさらに、ライバル・後白河孝麿(京都府警刑事)役の宇梶剛士さんにすごく支えてもらいました。役柄的にはいがみあっているんですけど、現場でたくさんアイデアを出してくださったんです。

――登場人物がマスクを着けたり、劇中で祇園祭の規模縮小について触れていたり…と、ウィズコロナ時代を反映した作品になっていますが、撮影はいかがでしたか?

【寺島】京都のスタッフの方々がキャラクターに合わせてマスクを作ってくれたんですよ! ほかのドラマを見ると、登場人物がマスクを着けている画(え)があまりないので、けっこう画期的なのかもしれませんが、少しでも感染予防につながり、三密を避けるような意識をみなさんに強く持ってもらうのもいいことかなと思って…。やっぱりみんなで乗り切ることが大切なのかなと思っています。

 祇園祭には疫病退散の祈りがこめられていますし、地元のみなさんのお話を聞くと、今年の規模縮小はとてもショックだったと思いますね。お祭りもそうだし、高校野球をはじめとするスポーツの世界でも大会やイベントの中止が相次いでいて、その心情を思うと言葉が見つからないです。『ドクター彦次郎』を見ていただいてちょっとでも元気になってくれたらうれしいですね。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします!

【寺島】矢田さん演じる最先端医療のエリート医師と、彦次郎のキャラの対比を楽しんでいただければうれしいですね。“昭和的だ”“アナログだ”といわれようが、やっぱり自分の身体で感じたもの、そして昔ながらの義理人情は忘れちゃいけないと思っています。

 この『ドクター彦次郎』を見て、皆さんが元気や“五感”を取り戻して少しでもストレス解消につながればいいな。そんな思いをチームワークで盛り立てながら撮影したので、ぜひご覧ください!

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