宇垣美里、念願のアニメ声優デビューで向き合った“声の仕事” 「新たな自分」になれた充実感

オリコン

 フリーアナウンサーの宇垣美里が、アニメ映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』(11月7日公開)に“花の妖精役”として出演し、アニメ声優デビューを飾ることが発表された。そこでORICON NEWSは収録直後にインタビューを実施。局アナウンサー時代は“心地よい声”を届けることを意識したが、今回は友人にいる“ギャル”を想像して役作りし「自身の新しい声を発見することができました」「声優挑戦で“声の仕事”の魅力を再発見することができました」と新たな自分の可能性に気づいたという。「今、楽しいです」と語る彼女に“声の仕事”の魅力を語ってもらった。

【写真】アニメ声優初挑戦でドキドキ!収録を終えたばかりの宇垣美里

 同作は、2011年3月から現在まで中国の動画サイトで公開されているアニメが原作で、原作の前日譚(4年前の物語)を描いた映画が、昨年9月に映画が公開されると中国国内で興行収入3.15億人民元(約49億円)を突破した人気作品。日本でも同時期に公開されると、高い評価を得たことから、日本語吹替版として人気声優たちが新たに声を吹き込む形で今回、拡大公開されることとなった。

■続けてきた“心地よい声” 求められた“明るい声”に「自身の新しい声を発見」

 そんな注目作品に出演することになった宇垣。司会業、ラジオパーソナリティなど“声の仕事”をしているが、今回がアニメ声優デビューということもあり、収録を終えた今の心境は「本当に緊張しました…。普段ナレーションのお仕事をしていますが、キャラクターの口にあわせて声を出すことをしないので難しかったです。尺を意識して声を入れる作業はしますが、タイミングをあわせるという声の出し方は、『台本と画面…どこを見ればいいの?』と慌てました(笑)自分の声が入った映像を見た時、『あっ、私の声がいる!』と今まで感じたことのない不思議な感覚がありました」と話す。アナウンサーと声優、同じ“声の仕事”だが全く違う仕事の仕方に驚いたと伝えた。

 最近は仕事でアニメ作品について語るなど、アニメ好きとして知られている宇垣。今回のアニメ声優挑戦は、アニメ好きとしての重圧は大きかったように思える。

 「最初にお話を聞いた時、『恐れ多い!』と思いました。私自身、あまり認知されたくないオタクですので(苦笑い)プロの声優ではない私がキャラクターに声を吹き込んで『アニメの世界観を壊したり、邪魔をしてしまったらどうしよう…』という気持ちがあったからです。原作を知っていたこともあり、一人のファンとして『世界観を壊さないようにどうすればいいのか』と考えながら収録に臨みました」と告白。“好き”なことに向き合ったからこそ、いつもの仕事より緊張したという。

 役作りは「私が演じた『花の妖精』は、明るくて『この町、人間が好き!』というキャラクターですので、“共生”がテーマの作品において救いになる存在だと思いました。明るく楽しく演じることは強く意識したところです。若いキャラクターなので声やテンションを高くすることを意識して、友人にいるギャルの子を参考にさせていただきました(笑)私はプロの声優ではないので、ある程度、モデルを作らなければ演じ切ることができないと思ったからです。その子は、いつも元気に楽しく過ごしているので、想像しながらキャラクターと向き合いました」と説明した。

 また、収録をしてみて感じたことは「私はアナウンサーですので『落ち着いたら口調、元気に話してください』と指示されることはあっても、『より明るく、エキセントリックにお願いします』と言われることはないので難しかったです。ただ、今まで“心地よい声”を出してきた中、明るいエネルギッシュな声を今回出せたので、自分自身の新しい声を発見することができました。普段出さない声をだしたので疲れましたが、さまざまな声を出し演じわける声優さんは、同じ声の仕事をしている身として心の底から『すごい!』と実感しました。本当に尊敬します」と、新たな自分の声の可能性を発見できたと打ち明けた。

■声優挑戦で向き合った“声の仕事”「声で表現することが好き」 充実した今 2019年3月末でTBSを退社した宇垣。局アナ時代にはニュース番組、バラエティー番組、ナレーション、そしてラジオパーソナリティを務めるなど多くの“声の仕事”をしてきた。今回のアニメ声優挑戦は、改めて“声の仕事”に向き合うきっかけになったという。

 「視聴者に物事を伝える“心地よい声”が染みついているので、私にとってこれが楽な声の出し方になっています。ですので、学生時代から付き合いのある友人からは『喋り方が変わったね』と言われます。演じているわけではありませんが、『アナウンサー』であるということは知られているので、それを取り払うことは難しいことだと感じています。自分では気づかないものですので、新たな自分になれていると考えると、今、楽しいです」

 今回のアニメ声優挑戦は「今回、若い声を出して『まだ、こういう声出せるんだな』と思いました。表現の幅というとニュアンスが違うかも知れませんが、出せる声の“自由度”が増えました。これから先、さまざまな声を出せて行けたら楽しいと思いました。声優というお仕事は、女性が男性キャラクターの声を出すこともあるので、男性役ができたら楽しいだろうなと。局アナウンサー時代ですと“男性”の声を出す機会はありませんでしたので、『同じ声の仕事でもこんなに違うのか』と、アニメ声優挑戦で“声の仕事”の魅力を再発見することができました」とうれしそうに話す。

 今後も“声の仕事”を続けることに「喋ること、人に何かを伝えることが私は好きなんだなと思いました。局アナウンサーだとニュース読み、ナレーション、朗読劇とさまざまな伝え方をしてきましたが、離れた後にこうしてアニメ声優という新たな声の仕事をすることができました。声で表現することが好きで、そこに魅力を感じています」。“声の表現者”として「さまざまなことに挑戦したい」と意気込む。

■アニメ映画『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』あらすじ
人間たちの自然破壊により、多くの妖精たちが居場所を失っていた世界が舞台。森が開発され、居場所を失った黒猫の妖精シャオヘイに、同じ妖精のフーシーが手を差し伸べ、フーシーは住処である人里から遠く離れた島へと案内する。しかし、その島に人間でありながら最強の執行人ムゲンが現れ、シャオヘイはムゲンに捕まってしまう。果たしてシャオヘイは、新たな居場所を見つけることができるのか。人と妖精の未来を描いた物語。

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