「ビグザムは私が預かる」2人のガンプラモデラーが作り上げた巨大モビルアーマーの仕上がりに賞賛の声

オリコン

 SNSで「#ガンプラはどんな自由な発想で作ってもいいんだ」というタグが流行るなど、モデラーが自由にその世界を創造できるのも、ガンプラの魅力。なみお(@wavemomchan)さん、まんねん工房(@hide94373)さんは、自身が得意な手法で同じモビルアーマーを制作。制作の理由、作り方も全く異なるものの、それぞれ魅力的なビグザムを作り上げ、SNSで賞賛された。2人が考えたビグザムの背景にある物語や、制作のこだわりとは?

【写真】出撃前の緊迫感伝わる…SNSで2万いいね、巨大すぎるソロモン要塞の内部は?

■ビグザムの “素晴らしいふくらはぎ”を見て「網タイツを履かせたい!」(なみお)

――近作の「バニービグザム」は、艶やかな緑のボディと“網タイツ”がインパクト大の衝撃的な作品です。どのように思いつき、制作に至ったのでしょうか?

【なみお】旧キットのビグザムがベースなのですが、旧キットを作るのは初めてで、どんな風に作ろうかとパーツを眺めていました。すると、モビルアーマーらしからぬ“素晴らしいふくらはぎ”を見て、「これは網タイツを履かせるしかない!」と突然閃きました(笑)。

――閃き(笑)。すごい発想ですね。一番こだわったところはやはり、脚ですか?

【なみお】なんといっても、網タイツを履いた脚部です。ヘアネットを筒状に縫い、それを履かせてマスキング代わりにして塗装しています。履かせたときに網目が菱形になるよう縫い合わせています。縫い合わせ部分を後ろ側にして、タイツのバックシーム(黒いライン)を作りました。そしてさらにバニーに近づけるために、エポパテで成形した耳と、フワフワ尻尾を付けました。見るからに硬そうな外装とは真逆のフワフワな尻尾も、見どころのひとつです。振り返ってみると、全部ですね(笑)。

――その情熱がすごいです。何か物語をイメージして制作されたのですか?

【なみお】私が作る作品はリアリティーからかけ離れているので、背景のストーリーなどはイメージしていません。でも、ガンダムに登場するキャラクターの中で、ビグザムに搭乗するドズル・ザビは、家族思いで大好きなキャラクターなのて、ドズルのビグザムに網タイツなんか履かせてしまい、申し訳ないかな~なんて思いながら作りました。

――制作後の反響はいかがでしたか?

【なみお】たくさんの反響をいただき、驚いています。 多くの方に笑っていただけたようで、私も嬉しく思っています。

――リアルさを追求するモデラーさんとは少し違った形ですが、ガンダム愛にあふれた作品だと思いました。「ガンプラ」を制作するうえで一番気を付けていることは?

【なみお】私が作るガンプラは、モビルスーツの背景やストーリー、アニメの中での立ち位置は考えていないので「単体での作品」と自分では考えています。でも、もとのカラーリングからかけ離れないように、パッと見てどの機体かわかるような作品にするよう心がけています。これからも塗装表現の閃きを大事に、楽しみながら作っていきたいです。

■規格外の試作機「ビグザム」の巨大感にこだわり(まんねん工房)

――SNSで話題となり、海外のメディアでも取り上げられた「決戦-Decisive battle- 宇宙要塞ソロモン」はそのスケール感もさることながら、緻密な構成も含め、すごい作品ですね。本作はどのようなきっかけで制作されたのですか?

【まんねん工房】ある方から「ビグザムの格納庫を作ってほしい」という、お題を頂いておりました。正直、ビグザムをカッコいいと思ったことは人生で一度もなく(笑)、乗り気しなかったのですが誰もやってないという事もあり、本気で考えてみようと思いました。
 4年前の秋に制作開始してその後、紆余曲折、放置(笑)などを経まして、9月末に一応完成形になりました。作り終えた今では、ビグザムも好きになりました(笑)。

――「宇宙要塞ソロモン」は、もともとの小惑星を、一年戦争前にジオン公国が軍事用に改装して宇宙要塞にしたもの。サイド3を守る重要拠点であり、ビグザム、ドムの整備をみれば、その重要性はより明確に見えます。本作はどのようなストーリーをイメージして制作されましたか?

【まんねん工房】本作はソロモン決戦の直前を描いています。ドズル中将が、パイロット達相手に演説で鼓舞している時に、整備兵によってビグザムの整備、点検が進められています。ドムは、偵察から帰還してきているさまです。
 ビグザムはこの段階では規格外の試作機ですので、整備の為の特別な専用ハンガーも無いと想像しましたので、基地に平置きで整備しています。ソロモンは資源採掘小惑星を基地にしたという設定ですので、天井には岩の部位も作っており、採掘跡を思わせる情景にしました。また、モビルワーカー(作業用ロボット)が作業しているのも、そういった理由です。

――こだわりが満載という感じがしますが、なかでも一番のこだわったところは?

【まんねん工房】ビグザムの巨大感です。フィギュアはそれを表現するための対比で置いています。実は、この作品を作っている最中は、ドズルの演説はビグザムの足元で行う予定でした。写真では上手く写りませんが、ドムの背後のハッチが半開き状態でして、その先には宇宙の星々が見えています(蛍光発光で表現)。これをやったために格納庫全体が無酸素状態になったので(笑)、ドズル演説は部屋でやってもらう事になりました。誰だかわからなくなるので、ドズルにはノーマルスーツを着せられません。まぁ、整備士が忙しく動いているビグザムの足元で演説などやられたら邪魔でしょうから、これが自然なのかと思います。

――制作開始から4年とのことですが、一番の苦労はどんなところですか?

【まんねん工房】私はいつも設計図を書かず、頭の中でイメージするので、制作過程で想像以上に大変なことになってきたということに、遅れて気づきました。まず、初めに全力で私好みのメカメカしいビグザムを作ったのですが、これが基準になってしまい、それに負けない精密な情景が必要になった為に、あれこれやり過ぎてしまいました。自分でも何もここまで、、、と思います(笑)。
 ちなみに、海外メディアの方が4年越しということを、4年かかりっきりという風に受け取ったようで、「この男は、このクレイジーな作品に4年を費やした」という感想をいただきました。4年も一つの作品作り続けてたら「ヤバい奴」と騒ぎになるのも頷けるかと(笑)。

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