髭男爵・山田ルイ53世、一発屋芸人は“無世代” 小2の長女に素性明かさず「苦味成分が…」

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 お笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世(45)が11月1日、都内で行われたエッセイ『パパが貴族 僕ともーちゃんのヒミツの日々』(双葉社)出版記念サイン会を開催。かつて「ルネッサーンス!」で一世を風靡した山田は、同じく強烈なインパクトを残してきた一発屋芸人たちを取材した書籍『一発屋芸人列伝』も刊行しているが、昨今の第7世代ブームを引き合いに独自の“世代論”を展開した。

【写真】「ルネッサーンス」の仕草で本をアピールする山田ルイ53世

 山田は“相対性理論”を応用する形で「宇宙を旅行したような、光の速度で売れた芸人は、時間がねじ曲がってしまって、地球に帰ってきたら同期がみんな老人になっていたみたいな感覚で(笑)、同世代、同期と一緒に歩めなかった芸人、これが一発屋なんだなと思います」と分析。「よく一発屋のみなさんと『オレたちは何世代になるんだろうね』という話になるのですが、これからは“無世代”として頑張っていくので、よろしくお願いします」と笑顔で呼びかけた。

 今回の書籍では、現在小学2年生の長女に、自身の職業を秘密にしている山田による、ユーモアたっぷりのエッセイが数多くつづられている。「基本的には小学校2年生の娘の8年間の観察記録であるとともに、子どもには自分が髭男爵、お笑い芸人だということを隠していて『パパはフレキシブルに働いているサラリーマン』と伝えているので、その秘密を守る戦いの記録です」とアピールした。

 娘に芸人であることを伝えない理由について「僕自身は何も恥じてないですし、一発屋のみなさんはそれぞれ才能をもっていらっしゃって、尊敬もしているんですが、一発屋という中に含まれる『負け』とか『失敗』とかっていう苦味成分が、人生始まったばかりの子どもには早いんじゃないかという気持ちがあって」と説明。

 続けて「学校とかで、万が一『お前の父ちゃん一発屋』っていうようにからかわれたりした時に申し訳ないので…。おいおいきちんと伝えるつもりで、僕の予定では成人式の日に、普段は使わないワイングラスを出してきて『おめでとう、ルネッサーンス!』っていう展開を期待しているのですが(笑)、小学校上がってから『パパが仕事に行くと、シルクハットが減るよね』と言われて、ハッとしたこともあったので今のペースだと、1~2年後にバレそうですね」と笑顔を見せた。

 長女は“お笑い”が好きなようで「『有吉の壁』や『イッテQ』などを見ていて、こんなシュールなことでも笑うのっていう瞬間があったりしますね。もし、娘が芸人になりたいと言ったら…本当のお笑い好きなら、自分では無理だと判断できると思うのですが、それでも芸人になるんであれば、スーツ姿でセンターマイクの前に立って漫才をするような正統派になってほしい。僕のように貴族になるのは『修羅の道だぜ』っていう思いがあるので、正統派でいってほしいですね」と自身の経験を踏まえたエールも。

 一発屋だからこそ、子どもの成長をしっかりと見届けることができたようで「小学校にあがって、初登校をベランダから見られたんですよね。コロナ禍とかでもそうですけど、子どもをつぶさに観察できる時間があって、それはいい働き方だったなと感じました」としみじみ。「社会学者の田中俊之先生がおっしゃっている『平日昼間問題』というのがありまして、それはいわゆる平日昼間に僕らの年代の男性がうろうろしていると不審者と思われるっていうことですよね。僕もそれに直面して男性の子育てのやりにくさが、より浮き彫りになった場面も今回の本には書かれているので、そういった問題提起としても読んでいただけたら…って、コメンテーターっぽい面も見せてみました」と笑いを交えながら語っていた。

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