内田篤人、2度目の高校サッカー応援リーダーに就任 コロナ禍の現役生にエール「前に進んで」

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 元サッカー日本代表で今期現役を引退した内田篤人(32)が、12月31日に開幕する『第99回全国高校サッカー選手権大会』の応援リーダーを務めることがわかった。第90回大会に続く2度目の就任となり「高校時代は、全国高校サッカー選手権大会の出場を目指して部活をしていました。非常に思いのある大会なので、前回(90回大会)に続いて声をかけていただいたのがすごくうれしくて、話を聞いた時は絶対やりたいと言いました」と喜びを語っている。

【画像】「さあ 共に戦おう!」内田篤人からの手書き応援メッセージ

 日本代表として2度のFIFAワールドカップメンバー入り、さらに日本人選手で初めてUEFAチャンピオンズリーグ準決勝の舞台で戦うなど、長年にわたって日本サッカーをけん引してきた内田。2003年から2005年まで所属した静岡東高校では『第84回全国高校サッカー選手権大会』で3年生の時に静岡大会準々決勝に進出した。

 当時の思いについて内田は「最後は選手権に出場して国立でプレーするというのが目標でした。僕は県のベスト8で負けましたけど、その後もサッカーを続けていく上でやっぱり1つ、執着心というか、あそこは悔しかったけど、次こそはという気持ちは常に持っていました」とその後のモチベーションにもつながったといい、海外生活やリハビリでもそこで培った“根性”が生きたそう。

 コロナ禍での現役高校生に向け「(新型コロナウイルスの影響で)休校になったり、部活が自粛になったりしていますが、きっとみんなサッカーや部活をやめなかったんじゃないかなと思います。仲間との縁も。おそらく選手権が一緒に戦ってきた仲間との最後の大会となると思いますが、自分の力をすべて出し切ってやりきったって思えるような大会にしてほしいなと思います」と激励した。

 そんな内田による手書きの応援メッセージも公開。「コロナもあり、部活もしにくい状況の中で、それでも『前に進んで欲しい』というのはテーマとしてありました。こういう時だからこそもう一度みんなと自分たちの姿を見直して、最後の大会に臨んで欲しいですね。今年は高校総体もなくなってますし、自分たちの目標、ゴールがなかなか見えない中でプレーしている生徒さんたち、監督さんや親もそうなんですけど、なかなか難しいなかで活動を続けてきたと思います。そういうことも踏まえて、素晴らしい大会にしてほしいなと思います」とアツく訴えている。

 内田は応援リーダーとして12月から1月に放送される高校サッカー関連番組などに出演予定。

■内田篤人インタビューコメント

――2度目の応援リーダー就任について。率直な感想は?
「高校時代は、全国高校サッカー選手権大会の出場を目指して部活をしていました。非常に思いのある大会なので、前回(90回大会)に続いて声をかけていただいたのがすごくうれしくて、話を聞いた時は絶対やりたいと言いました」

――全国への思いは強かった?
「最後は選手権に出場して国立でプレーするというのが目標でした。僕は県のベスト8で負けましたけど、その後もサッカーを続けていく上でやっぱり1つ、執着心というか、あそこは悔しかったけど、次こそはという気持ちは常に持っていました」

――高校3年間で最も印象に残っている出来事は?
「高校生の上下関係は厳しかったですし理不尽なことも多かったですね(笑)。でもそういうのが後々生きてくるんですよね。社会に出ても「根性」は大事だと思います。ドイツへ行きましたけど、海外で生活するのはやっぱり根性だなと。厳しい世界で生き残るために高校サッカーで得た根性が生きたのかなと思います」

――内田さんは長期間リハビリをされていましたが、その時に高校サッカーの経験が生きた?
「高校サッカーは根性ですからね。ダメだと思ってからが高校サッカーですから。もう無理だなって思ってから走ったり、無理かなって思ってから食べたり。そういう高校サッカーで鍛えたメンタリティーがリハビリしていく中で支えになったことが何回かありましたね」

――飛躍のきっかけとなったターニングポイントは高校時代にあった?
「高校2年生の時にポジションが変わったというのが大きかったと思います。小学校から高校1年生まではFWを中心にプレーさせてもらっていましたけど、高校2年生の時、フォーメーションボードに先生が貼り付ける磁石のポジションがサイドバックになっていたんです。その時は、先生が言うならやるしかないという感じでしたね。高校サッカーで先生に文句を言うのは考えられませんから。僕はここで生きていくんだなという感じでした。でもサイドバックでプレーするようになってからプロの方の声もかかるようになりました」

―― 一番忘れられない試合は?
「やっぱり高校3年生の最後の試合ですかね。選手権の静岡県大会のベスト8。藤枝東戦は覚えてます。最後、自分が上げたクロスを仲間がヘディングして惜しかったシーンもありましたし、失点シーンもよく覚えています」

――高校時代の恩師、梅田和男監督(現・静岡城北高監督)と渡辺勝己コーチ(現・清水東高監督)。2人の存在とは?
「高校に入ってサッカー選手になるという夢を現実に近づけてくれた2人です。練習していく中でプロサッカー選手になれるような選手に育ててくれたのは梅田先生ですし、また1年生2年生の時は渡辺先生には本当に反復練習の繰り返しで鍛えてもらいました。よく走りましたし、よく食べました」

――2人に言われた印象的な言葉は?
「印象的な言葉としては、合宿中、渡邊先生に『お前ら、米はおにぎりをおかずにして食え』って言われました(笑)」

――高校生に向けた手書きのメッセージに込めた思いとは?
「コロナもあり、部活もしにくい状況の中で、それでも『前に進んで欲しい』というのはテーマとしてありました。こういう時だからこそもう一度みんなと自分たちの姿を見直して、最後の大会に臨んで欲しいですね。今年は高校総体もなくなってますし、自分たちの目標、ゴールがなかなか見えない中でプレーしている生徒さんたち、監督さんや親もそうなんですけど、なかなか難しい中で活動を続けてきたと思います。そういうことも踏まえて、素晴らしい大会にしてほしいなと思います」

――高校サッカーの環境については?
「(学校ごとにグラウンドあるような)部活とか高体連の環境は他の国にはないものだと思うので、このままでいいと思います。プロ選手を輩出するなり、日本代表選手が出てきてほしいというのはあるので、良い指導者環境に恵まれて、のびのび部活に打ち込んでほしいです」

――応援リーダーとして内田さんが高校生たちに一番伝えたいことは?
「(新型コロナウイルスの影響で)休校になったり、部活が自粛になったりしていますが、きっとみんなサッカーや部活をやめなかったんじゃないかなと思います。仲間との縁も。おそらく選手権が一緒に戦ってきた仲間との最後の大会となると思いますが、自分の力をすべて出し切ってやりきったって思えるような大会にしてほしいなと思います」

――高校生たちにどのように戦ってほしい?
「プロではないので最初から思い切り全力を出して欲しいですね。あとはフェアプレーを心がけて欲しいなと思います。やっぱり見てて気持ちいいプレーを、すがすがしい顔でやってほしいなと思います」

――高校サッカーとは?
「高校サッカーとは…? なんだろう。青春、かな。仕事でもなくプロでもなく好きなことに打ち込める。高校生活は3年間しかないですし、みんな素晴らしい仲間と環境と指導者ときっと巡り会えていると思うので、悔いのない時間を過ごしてほしいと思います」

■日本テレビスポーツ局 プロデューサー岡本和孝コメント

内田篤人さんは、高校サッカーの無限の可能性を信じさせてくれます。
サッカー少年がプロを夢見て強豪高校の門をたたき、サッカー人生の転機を与えてくれる恩師に出会う。片道1時間半の通学時間をものともせず部活に打ち込み、年代別代表に選ばれるなど急成長を遂げる。
全国大会出場はかなわなかったものの、高校卒業後、鹿島アントラーズでレギュラーを獲得。クラブをJ1三連覇に導いた後に、ヨーロッパ屈指のリーグ・ブンデスリーガへ挑戦。シャルケで欧州最高峰の舞台、UEFAチャンピオンズリーグを勝ち抜き、日本人で初めて準決勝の舞台を戦うという偉業を成し遂げました。
さらにドイツ国内ではDFP杯優勝も果たしました。まさに小説の主人公のようなストーリーです。
ただ一方で、栄光の陰には苦しいシーズンもあったと本人は語ります。度重なる怪我との戦いです。そんな経験をした内田さんだからこそ、応援リーダーとして高校生たちを勇気づけるメッセージを発信していただけるのではないかと考えています。
それを受け取った高校生が「内田さんみたいになりたい!」と思ってくれるのもありがたいですし、「苦しくても内田さんのように前を向こう!」と思ってくれるのもありがたいです。
内田さんは、大会のシンボルとして、全ての方々の想いをひとつにまとめてくれると思います。48代表校の選手やスタッフ、保護者の方々だけでなく、全国を前に夢破れた高校生の想い…。さらには大会を運営する高体連の先生方、サッカー協会の皆さん、民間放送43社スタッフの想いも…。

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