「只野仁」シリーズ秋山純監督映画『ROOM 109』、完成披露が決定 フリー初長編作で80分長回しに挑戦

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 テレビ朝日で高橋克典主演の「特命係長 只野仁」「匿名探偵」シリーズを14年間にわたって演出した秋山純監督の映画『ROOM 109』の来春の公開が決定。秋山監督にとって、2018年に独立し、映像製作会社「ジュン・秋山クリエイティブ」(JACO)として手掛ける長編映画第一弾となる。

【画像】映画『ROOM 109』に主演するヒロホンダ

 誰かひとりが確実に死ぬ“ロシアンルーレット”を迫られた男女5人が、限界状況の中でありのままの姿をあぶり出される密室劇。令和元年5月1日。会議室に集められた見知らぬ男女5人。彼らはそれぞれに崖っぷちの事情を抱え、この部屋にやってきた。正午の時報と共に彼らを監視するという“声”が部屋中に響く。「あなたがたの中で、誰か一人、死んでください。誰が死ぬかは話し合いで決めてください」。互いに攻撃し、血を流し、なおも互いに牽制する地獄のような時間の中で、それぞれの本性が暴かれてゆく。

 フリーの編集マンを名乗り、5人の中で最も落ち着きのある主人公・エイジを映画『アウトレイジ 最終章』(2017年)に出演した俳優のヒロホンダ(35)が務める。一見スマートでクールなキャラクターだが、過去の恋愛秘話を暴かれるなど、男の色気を見せるシーンなど新たな一面も披露する。秋山作品の常連でもある実力派俳優・神保悟志(57)が5人の心理を操る“声”で出演。『幻肢』(藤井道人監督、2014年)で長編初出演にして主演した俳優・吉木遼(31)は、本作で関西弁に初挑戦する。撮影では、80分長回しも行われた。

 今年2月下旬に撮影後、新型コロナウイルス感染拡大により、公開の見通しが立たない状態だったが、12月1日、2日に完成披露上映会が決定。完成披露上映会は秋山監督総合プロデュースによる3回目のエンターテインメントフェスティバル「JACO Fes 2020冬~sakura tomorrow~」の一環で行われる。また、同作は来年春の劇場公開も予定される。

■コメント
ヒロホンダ:撮影は、今年2月でした。一発撮りのため、5人揃って約10日間におよぶ入念なリハーサルを繰り返した日々を思い出します。80分間のリハーサルを終える度、誰一人、声を発することができないほどの虚脱感にさいなまれるという不思議な体験でした。本番では集中し過ぎて、何がどうだったか聞かれても答えられないほど記憶が残っていません(笑)。

しかし、その直後からコロナ禍に見舞われ、正直、公開できるのか?という不安もよぎりました。今回、みなさまにお披露目できることが決まり、本当に感慨深い思いです。これには、秋山純監督のご尽力に感謝するばかりですし、何より作品が完成できたのは、撮影スタッフの方々、キャストみんなの力が一つになってくれたお陰です。本作は、生々しい緊張感を追求して撮影が行われました。観てくださる方々もぜひ、鳥肌が立つような非現実な世界観をお楽しみください

秋山純監督:『ROOM109』は、登場人物と一緒に、体験していただきたい映画です。頭からラストまで、数台のカメラを止めずに回し、嘘のセリフの中に、人間の本質を浮かび上がらせたい。演じている者、撮影している者、全てが閉鎖空間の中に存在することにより、ドキュメンタリーなのか、物語なのかさえ、あいまいになるような世界観を作りたいと思い、企画しました。

主演のヒロホンダさんはじめ、俳優部は皆、大量のセリフに埋没する事なく、唯一無二の、確かな存在感を見せてくれました。一幕劇ですが、舞台中継的な作品ではありません。自在に動き回るカメラは、見てくださる皆様が、登場人物を舐め回す視点です。恐怖に支配された5人と一緒に、人の心の闇をのぞいてください。

『死』を確かに意識することにより、生きる素晴らしさを感じていただけたらうれしいです。年明けの公開を予定していますが、どうしても2020年という、未曾有のクライシスに襲われた年に皆様に見ていただきたいと、二日間だけ、完成披露公開をさせていただきます。今だからこそ、見ていただきたい映画です。

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