『ライオンのおやつ』NHKでドラマ化 土村芳、竜星涼、鈴木京香らが共演
「2020年本屋大賞」で2位となり、発行部数20万部を超える小川糸氏の小説『ライオンのおやつ』が、NHKBSプレミアム・BS4Kにてドラマ化されることが8日、発表された。主演を務めるのは女優の土村芳で、竜星涼、和田正人、かとうかず子、濱田マリ、西田尚美、石丸幹二、鈴木京香らが共演する。
【写真】7年ぶり出演の『LIFE!』で美しき刑事を演じた鈴木京香
本作は、ある島のホスピスで人生最後の日々を生きる若い主人公・零と彼女の仲間たちの命の煌(きらめ)き、出会いの素晴らしさが描かれる感動物語。29歳と若くして余命を告げられた零が「ライオンの家」にやってきた日から物語が動き出す。
食べて、生きて、旅立つ。当たり前のことが、とても貴い。「ライオンの家」を切り盛りするマドンナという強者の管理人、そして同居する仲間たちとぶつかったり、笑ったり、泣いたりの日々が始まり、農業に打ち込む島の青年・田陽地(タヒチ)との甘酸っぱい時間も流れ始める。雫は人生最後の特別な時間に、何を見つけ、何を残すのか。すべての人にいつか訪れる日々をあたたかく描き出し、今が愛おしくなるようなストーリーとなっている。
放送は6月27日からスタート。毎週日曜午後10時からで、全8回。
■土村芳コメント
原作を読ませていただいて、ライオンの家がある島での切なくも穏やかに流れていく時間やそこにかかわる人たちの姿、作品から感じる限りない優しさと温もりで胸がいっぱいになりました。
今回、海野雫さんを演じさせていただけることになり、うれしさと同時に身の引き締まる思いです。同世代の女性として彼女から共感することが多い分、改めて、人の時間は有限であること、今まで当たり前と思っていた日々がどれほど尊いものなのかを感じています。限られた時間の中で彼女が何を感じ、どんな変化や心の成長を見せていくのか、ドラマを通してぜひ皆さんにも雫さんと一緒に感じていただけるよう、精いっぱい心を込めて臨みたいと思います。
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