「まるでカマキリ!」逆三角形にやせ細った子猫、ヤギからエサもらう過酷生活から“別猫”のような劇的チェンジ
ヤギ(山羊)からごはんをわけてもらっていたという、ガリガリの子猫。仮名として“ヤギちゃん”と呼ばれたこの猫は、猫の殺処分ゼロを目指して活動を行うNPO法人『ねこけん』に保護され、すっかり健康になった。愛情を受けられなかった“ヤギちゃん”が、幸せな環境を手にし、どんな風に変貌したのか?『ねこけん』代表理事・溝上奈緒子氏に聞いた。
【写真】「カマキリ猫がここまで変わる⁉」、まるで別猫のよう…可愛く成長した“ヤギちゃん”
■ガリガリだった子猫“ヤギちゃん”、保護後はすっかり甘えん坊に
「痩せすぎてカマキリのよう」、そう『ねこけん』のブログに紹介されたその猫が保護されたのは、2020年9月のこと。食べるものがなかった“ヤギちゃん”は、ヤギ(山羊)からごはんを分けてもらい、生きていた猫だという。
「誰かに飼われていたとは言えず、ヤギが食べるエサをわけてもらい、なんとか生き延びていたようです。とはいえキャットフードではないので、猫が消化できるものではなかったよう。そのため、保護当初は下痢が続いていましたし、後ろ脚もブラブラしてしまっている状態でした」(溝上氏)
そんな“ヤギちゃん”だったが、保護されてキャットフードを与えられると、みるみるうちに元気になった。赤く変色していた背中も、栄養状態が良くなったことで、きれいな茶色に戻ったそうだ。
「最初は戸惑っていたようですが、ごはんが食べられるようになると、ガリガリにやせ細っていた体もふっくらしてきて。よく食べ、よく遊ぶようになりましたね」
ブラブラしていた後ろ脚も治療により回復。健康になった“ヤギちゃん”は、すっかり甘えん坊な子猫となった。「人には慣れていた」というだけあって、ゴロゴロと喉を鳴らしながらすり寄ってくる“ヤギちゃん”。人の膝の上が大好きで、一度抱くと動けなくなるほどだとか。
ヤギにごはんを分けてもらっていたから、仮の名前は“ヤギちゃん”。その猫は、今では優しい家族に引き取られているそうだ。家族に付けたもらった新たな名前は、“アルセ”。猫らしく、幸せに暮らしている“アルセ”だった。
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