ダート界に新星!テーオーケインズV Jpn1帝王賞 【大井】

友好紙

 「第44回帝王賞」(Jpn1・ダート2000メートル)が30日、大井競馬場で行われ、単勝4番人気のテーオーケインズが直線インから力強く伸びて圧勝。上半期のダート王決定戦を見事に制した。勝ち時計は2分2秒7で、Jpn1初制覇。勝った松山弘平騎手(31)=栗東・フリー=、高柳大輔調教師(44)=栗東=はこのレースともに初優勝。3馬身差の2着に10番人気のノンコノユメ、さらに首差の3着に6番人気のクリンチャーが入り、このレース史上最高配当となる3連単238万7990円の大波乱決着となった。

 まさに隙がなかった。上昇4歳馬のテーオーケインズが、超ハイレベルな争いを制圧。昨年の東京大賞典6着以来となる大井コースで、研ぎ澄まされた末脚を存分に発揮した。ダート界に新星が誕生した。

 「スタート良く好位置で折り合えました。理想の競馬ができました」と松山弘。内に進路を取りながら行きたい馬を行かせ、好位で末脚を温存した。最終コーナーを回ると魂の左ステッキに鋭く反応。一気に突き抜けてみせた。

 鞍上の顔には痛々しい傷痕が残っていた。27日の宝塚記念に騎乗を予定していたが、当日5Rで放馬した馬のあおりを受けて落馬負傷し、無念の乗り代わり。そのうっぷんを晴らすかのよう、完璧なまでの手綱さばきを披露し、「力のある馬なので信じて乗りました。最後は鋭く突き放し本当に強かったです」と言葉を弾ませた。

 テーオーケインズの次なるターゲットは、JBCクラシック(Jpn1・11月3日・金沢・ダート2100メートル)か、それともチャンピオンズC(G1・12月5日・中京・ダート1800メートル)か。高柳大師は「この後は放牧で休ませますが、どちらかでしょう。気難しさがありましたが、精神的に強くなったので楽しみです」と話した。秋も自慢の末脚で大いに競馬界を盛り上げてくれそうだ。 (森田雄喜)

 テーオーケインズ ▽牡4歳・栗毛▽父シニスターミニスター、母マキシムカフェ(母の父マンハッタンカフェ)▽馬主・小笹公也氏▽生産者・北海道日高町 ヤナガワ牧場▽戦績・13戦7勝(うち地方2戦1勝)、重賞は2021年アンタレスS・G3、帝王賞・大井Jpn1(1着賞金7000万円)の2勝▽総収得賞金・1億9171万5000円(うち地方7000万円)▽高柳大輔調教師、松山弘平騎手ともに初勝利。

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超特大馬券を演出 2着ノンコノユメ

 ○…単勝10番人気のノンコノユメがゴール前の2着争いでクリンチャーを競り落とし、大波乱を演出した。9歳となったが、大一番でG1級2勝の末脚を発揮。健在ぶりをアピールした。真島大は「休養をしてフレッシュさが戻ってきていた。返し馬から雰囲気が良かった。楽しそうに走っていたし、よく頑張る馬です」と、パートナーの走りをたたえた。

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