これがホントの「泥棒猫」? 病気と闘う健気な子猫、すっかり成長して“反抗期”に突入

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 数多くの猫を保護しているNPO法人『ねこけん』には、さまざまな性格、境遇の猫がいる。強駿丸(きょうしゅんまる)は心臓と肺に異常があり、「長くは生きられない」と言われた猫。だが予想に反してどんどん成長し、病気が治ったわけではないものの、元気に暮らしている。ところが、そんないたいけな強駿丸に、“反抗期”が到来。可愛らしかった強駿丸の“泥棒猫”ぶり、ジャイアンぶりとは? 悩む飼い主も多い、猫の性格やその変化について『ねこけん』代表理事・溝上奈緒子氏に聞いた。

【動画】「この泥棒にゃんこ!」、ちゅ~る横取りのジャイアンぶり? 可愛い反抗期中の強駿丸

■「子猫のミラクル」を体現した病気の猫、今度は“反抗期”という問題が…

 強駿丸(きょうしゅんまる)は、生まれて間もなく『ねこけん』に保護されてきた子猫。心臓と肺に異常があり、僧帽弁狭窄症と診断されて「長くは生きられない」と言われていた猫だ。だが、『ねこけん』のボランティアメンバーたちは希望を捨てることなく、獣医師の「子猫にはミラクルがある」という言葉を支えにケアを続けてきた。

 そんな強駿丸だったが、メンバー宅での治療とケア、たっぷりの愛情のおかげか、気づけば入っていた酸素室を出て、仲間の猫たちと自由に、楽しく過ごすように。目標体重だった2キロをとうに過ぎ、気づけばなんと5キロを突破。病気がよくなったわけではないものの、毎日を元気に過ごしているそうだ。

 ところが、『ねこけん』YouTubeではある“問題”が取り上げられた。みんなに見守られ、すくすく育っていたはずの強駿丸が、反抗期になってしまったという。動画には、仲間の猫のちゅ~るを横取りするジャイアンぶり、喧嘩を売りまくる様子、「泥棒にゃんこ!」と言われるような行動まで…。

 「猫にも、反抗期のようなものは確かにあるようですね。ただ、大人になってくると治るクセも多いんです。たとえば、“ウールサッキング”と呼ばれる布を食べる動作。これはだいたい、2歳くらいでなくなります。ほかにも、子猫のころに咬み癖があっても、だんだんと収まることもよくあるので、子猫の癖や性格が気になっている飼い主さんは安心して大丈夫だと思いますよ」

 また、子猫から大人になる段階で、性格が変わっていくことも多いとか。

 「男の子は子猫のころはすごくヤンチャなんですが、大人になると見違えるように穏やかになることが多いです。逆に女の子は、小さいころはおとなしくても、大きくなるとシャーシャーうるさくなったりすることも多々。これも、長く一緒にいればこそですし、その時々の猫ちゃんの様子を見守ってもらえたらと思います」

 現在、1歳7ヵ月ほど。今は絶賛反抗期中の強駿丸だが、いずれそれも収まる日が来るかもしれない。なにより、一時は生死の境をさまよい、「長くは生きられない」と言われていた猫が、ここまで大きく元気に、そしてやんちゃに成長したことが喜ばしい。

 「強駿丸の病気は手術ができないんです。万が一可能になったとしても『2キロにならないと手術できない』と言われていました。なので、まずは体重が2キロになることを目標にしていたのですが、気づけば5キロを超えて成長しています(笑)。反抗期だろうがなんだろうが、本当にミラクルを起こし、すくすく育っていってくれることがうれしい。今はすごく元気に過ごしています」

 とはいえ、大きな病気を持っているがゆえに、通常の譲渡は考えていないという。

 「強駿丸は日々の治療もあますし、心配もあるので里親さんへの譲渡はしていません。『ねこけん』の預かりボランティアメンバーが終生、お世話していくことになると思います。元気とはいえ、おそらく寿命は短いかもしれません。それでも強駿丸が最後まで穏やかに過ごせるように、やれるだけのことはしていきます」

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