井上、井岡、村田の統一戦は実現するか

共同通信

 コロナ禍の影響をまともに受けている日本ボクシング界だが、果たして2022年はどういう一年になるのだろうか。

 実力、人気を兼ね備える3人の世界チャンピオン、井上尚弥(大橋)、村田諒太(帝拳)、井岡一翔(志成)が意欲を見せる統一戦が実現するかどうかが最大の見どころだ。

 ファンを魅了するファイトになるのは必至で、その動向から目が離せない。

 昨年12月14日、東京・両国国技館で2年ぶりに日本のリングに上がった世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級統一王者の井上は、アラン・ディパエン(タイ)を8回TKOで破り、世界戦17連勝の快進撃が続いている。

 タフな挑戦者に戸惑った面はあるが、判定ではなく8回に仕留めたのはさすがだ。

 無敵の感がある井上だが、ライバルとして挙げられるのが世界ボクシング評議会(WBC)王者ノニト・ドネア(フィリピン)である。

 両者は19年11月に対戦、井上が判定勝ちしたが、ドネアも得意の左フックを随所で決め、並のボクサーではないことを証明している。

 既に39歳だが、パンチの切れ味はまだ衰えておらず、井上にとって再戦は望むところだろう。

 しかし、本人は他団体王者との統一戦が組めない場合は「スーパーバンタム級に(階級を)上げるなどの選択肢はある」と意味深な発言もしている。ドネアとの再戦には紆余曲折も考えられる。

 WBAミドル級スーパー王者の村田は、昨年12月29日に予定されていたIBF同級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との一戦が延期となったが、決戦をひたすら待ち続けている。

 国内最大級のビッグマッチは世界中から注目されているが、すべてはコロナ次第といったところか。

 2年以上も試合から遠ざかる村田に時間的な余裕はない。新年は3日から練習を再開、マイペースでの調整を進めている。新たな日程はいつ決まるのかが注目だ。

 世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井岡は昨年の大みそか、福永亮次(角海老宝石)を文句なしの判定で破り、貫禄を示した。

 今年こそ延期となったIBF同級王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)との統一戦に狙いを定めている。「目指していることを実現する年にしたい」と新年に誓った。(津江章二)

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