山田杏奈×奥平大兼、ほぼ二人芝居で青春ミステリー「早朝始発の殺風景」連ドラ化

オリコン

 若き俊英作家・青崎有吾の“密室型”青春ミステリー「早朝始発の殺風景」(集英社)が、山田杏奈と奥平大兼のダブル主演、WOWOWオリジナルドラマとして映像化されることが明らかになった。山田と奥平はほぼ全編が二人芝居という演技力が試される役どころに挑戦する。

【画像】青崎有吾の「早朝始発の殺風景」原作書影

 デビュー作「体育館の殺人」で鮎川哲也賞を受賞し、ミステリーにおける論理展開の緻密さから“平成のエラリー・クイーン(アメリカの推理小説作家)“と評価される青崎。今回、連続ドラマ化されることになった「早朝始発の殺風景」は、始発の電車で、放課後のファミレスで、観覧車のゴンドラの中で、不器用な高校生たちの関係が、小さな謎と会話を通じて、少しずつ変わってゆく短編集。

 ドラマ化にあたり、『ファイトソング』『にじいろカルテ』などの岡田惠和が脚本監修を担い、脚本を『夢中さ、きみに。』の濱田真和が担当。監督は『大豆田とわ子と三人の元夫』の瀧悠輔ほかが務める。

 主人公・殺風景役を演じる山田は、映画『樹海村』(※ダブル主演)や『ひらいて』で主演を務めるなど、多数の映画やドラマで活躍が目覚ましい。WOWOWドラマは初主演となる。

 山田は「ひとつの空間の中での会話劇、という題材にわくわくしました。台本を初めて読んだ時ひとつのシーンとせりふの多さにまず驚いて、これまでで一番せりふを覚えるのに苦労しました。殺風景のクールさととある目的のための意志の強さを大切に演じさせていただきました」とコメント。

 加藤木役を演じる奥平は、映画『MOTHER マザー』で、第44回日本アカデミー賞新人賞をはじめ多くの賞を受賞し、今後さらなる活躍が期待される。奥平にとっては本作がWOWOWドラマ初主演にして連続ドラマの初主演となり、「とてもうれしかったのと同時に今までよりも強く責任感を感じました」と話している。

 第1話で偶然出会い、早朝始発に乗車した理由の探り合いから、最終話までつながっていく二人の演技合戦が見どころ。身近でありきたりな日常から、非日常へと突如変化させる一言、腹の中を探り合うような心理戦、会話劇によって解き明かされていく真相と、息苦しさからの解放。青春というもろくて青い人間模様を、密室での特異なシチュエーションで描く。

 山田は「各話魅力的なキャラクター、会話の中でひとつの真相が見えてくる面白さをぜひ楽しみにしていただければ幸いです!」と注目ポイントを挙げ、奥平は「今回、全体的に長くて独特なせりふ回しがとても印象に残っています。そこにキャラクターの個性が加わっていて、いろいろな場面で見応えがある作品だと思います」とアピールしている。

 『WOWOWオリジナルドラマ 早朝始発の殺風景』(全6話)は、今年放送・配信予定。原作の文庫本が今月20日に発売される。

■原作・青崎有吾のコメント

 「早朝始発の殺風景」は、“気まずさ”をテーマにした青春ミステリーという、ちょっと変わったお話です。この気まずさが難物でして、空気感や間合いなど、文章ではなかなか表現しづらい。役者さんが演じたらどうなるのだろう、とこっそり気になっていました。今回答えを知れるので、わくわくしています。というか主演が山田さん&奥平さんなのでわくわくを通り越してびびっています。せりふ量が多くてごめんなさい。原作のエピソードはすべて密室劇で、それが最後に開かれます。現実でも家にこもりきりの状況が続いていますが、ドラマが放送される頃には、登場人物たちと同じように晴れやかな気持ちで外に出たい。そんなことも祈っています。

関連リンク

PR

オリコン アクセスランキング

PR

注目のテーマ

福岡ソフトバンクホークス アクセスランキング