【西スポ特集】ちよりと谷を涙で見送り 総選挙へ揺れる乙女心

4月の活動を振り返ったHKT48の(左から)松岡菜摘、田島芽瑠、本村碧唯 拡大

4月の活動を振り返ったHKT48の(左から)松岡菜摘、田島芽瑠、本村碧唯

 ●月イチ活動報告
 
 初のアリーナツアー「可愛(かわい)い子にはもっと旅をさせよ」も好評なHKT48。彼女たちの活動を毎月西スポ読者にお届けする「月イチ活動報告」。今回振り返るのは、1万8000人が笑って泣いたさいたまスーパーアリーナ単独コンサートや、幕張メッセでのアリーナツアー初日など、濃密な出来事がめじろ押しだった4月。6月7日に東京の味の素スタジアムで開票イベントが行われる「AKB48選抜総選挙」への意気込みも盛り込みながら、田島芽瑠(14)、松岡菜摘(17)、本村碧唯(16)の3人に話を聞いた。 (古川泰裕)

 ●アリーナツアーが開幕

 -4月も盛りだくさんでしたが、まずは5日のさいたまスーパーアリーナの単独コンサートから。もうずいぶん前のことのようにも思えますが

 松岡「盛りだくさんだった。いろんなことやりました」

 芽瑠「体操服で登場して運動会やったりとか…楽しかった」

 碧唯「(体操服は)ちょっと恥ずかしかった(笑)」

 -「今 君を想(おも)う」(移籍する中西智代梨、谷真理佳へのはなむけとなった新曲)がやはり印象に残った

 松岡「最初は『約束よ』をやる予定だったんですけど、本番前日に歌詞をもらって」

 碧唯「歌詞もらって、メロディーを聞いた時点でみんなボロ泣き」

 芽瑠「歌詞を読みながらメロディーを聞いただけで『すごいいい歌』ってめっちゃ泣いちゃった。(今の私たちに)ぴったりな曲だなって思いました」

 -全員泣きながら歌ってましたね

 松岡「ステージから見て左上にモニターがあったんですよ。それがちょうど私たちから見える位置にあって、そこにちより(中西)と谷の映像が映って、それでもうダメでしたね」

 碧唯「泣いてるの見たらね…」

 芽瑠「(中西と谷の)真後ろにいたんですけど、肩を震わせて泣いてるのを見て『あぁ…』ってなった」

 松岡「その後のアンコールが(明るく前向きな)『ロックだよ、人生は…』で、どんな顔して出ればいいんだろうって思いました。『切り替えられない』って(笑)」

 碧唯「でも頑張って笑った」

 -最後の最後に大量の桜の花びらが降ってきた

 芽瑠「びっくりしました(笑)」

 松岡「耳につけてるイヤホンから(スタッフの)指示が飛んでくるんですよ。『ちょっと時間が押してるから巻き気味で』とか。そのときは『(中央に)寄れ! 寄れ!』ってめっちゃ怒ってて(笑)。やばい、って思って慌てて寄ったら上からザバーッって」

 芽瑠「『それかい』って。私、ずっとぼうぜんとしてた(笑)」
-最前列の芽瑠ちゃんと美桜ちゃん以外は誰も見えなくなっていた

 松岡「みんなぽかーんですよ」

 碧唯「目の前が真っピンクになったとき、スタッフさんの『やってやった』っていう笑顔が浮かんで『うわっ(やられた)』って思いました」

 -1万8000人の前でパフォーマンスした

 松岡「すごいよね…。自分がそのステージに立ってるのが不思議な気持ちになります」

 -大きな会場でいいコンサートができたのは、九州ツアーの経験も大きかったのでは

 松岡「今回のツアーやライブは『できるだけお客さんの近くに行く』っていうテーマもあったりするので。やっぱりライブに来ても座席がステージから遠かったっていう声もあったので…。幕張メッセでは会場の一番後ろから登場したりして。そういうのはずっとやっていきたいですね」

 碧唯「どこの席でも関係なく、みんなに楽しんでもらいたいから、続けていきたいですね」

 ●「リクアワ」HKT躍進

 -6日はAKB48のリクエストアワー。HKTの曲が増えた

 松岡「去年と今年の差がうれしい」

 芽瑠「去年は『HKT48』しか歌えなかったですもんね」

 松岡「200~101位のときにちょっとしかランクインしてなくてちょっと不安だったんですけど、100位内にいっぱい入っててうれしい」

 芽瑠「私は『初恋バタフライ』が一番好きな曲なので、41位に入ってうれしかったです」

 碧唯「『片思いの唐揚げ』(45位)がすごいうれしかった。ファンの人に『何に投票したらいい?』って聞かれたら『唐揚げ』って言ってたので」

 松岡「『そこで何を考えるか?』(1期生の曲)の28位がうれしい」

 -8位が「キレイゴトでもいいじゃないか?」

 芽瑠「同期がいっぱい出てる曲で、みんなが泣きながら歌ってたから、感動してもらい泣きしそうでした」

 -29日から始まったアリーナツアーは、九州ツアーの流れをくむような構成。寸劇の「白雪姫」(のパロディー)も好評

 碧唯「白雪姫は、なつみかん(田中菜津美)が偉い魔女で、鏡が秋吉(優花)ちゃん」

 松岡「はるっぴ(兒玉遥)と(宮脇)咲良が魔女の手下で、白雪姫の(朝長)美桜の命を狙いに行く設定なんですけど、白雪姫を守るのが7人の妖精(穴井千尋、本村碧唯、村重杏奈、矢吹奈子、田中美久、渕上舞、下野由貴)と、猿の愛ちゃん(多田愛佳)と通りすがりの指原莉乃(笑)」

 (猿の多田と通りすがりの指原莉乃はオリジナルの登場人物。公演ごとに新たな魔女の手下が登場する。大阪公演では松岡菜摘と森保まどかが刺客となったが、お約束?通り失敗に終わった)

 芽瑠「(最後は)王子さまとか出てくるんですかね? もしかしたら(最終日の)海の中道で美桜がりんご食べて死んじゃって、王子さまが出てくるかも」

 松岡「そうだね。ちより(中西)とか来るんじゃない?」

 碧唯「おっ!」

 松岡「この間会ったんですけど、あの人『本当の白雪姫は私だったっていう設定で出る』って言ってた。勝手に」

 -何を言ってるんだろう、あの人は

 松岡「王子さまがいるよね。尾崎さん(劇場支配人)がやる?」

 芽瑠「キスする? 美桜と」

 碧唯「イヤー(笑)」

 -残るアリーナツアーへの意気込みを

 芽瑠「九州ツアーのときもちょっとした成長を感じることができたし、HKTとしてもちょっとは大きくなれた場だったと思うので、私にとって大切な何かを見つけられるように、一分一秒を大切に過ごしていきたいです。さしこちゃん(指原)が言ってたんですけど、興味本位で来てくれた姉妹グループのファンの方に『HKTいいじゃん』って、一人でも多くの人に言ってもらえるように、もっともっと高め合っていきたいと思います」

 ●芽瑠「32位以上目指す」

 -6月7日にAKB48選抜総選挙

 芽瑠「総選挙までの期間って、感じたことがない不安とかいろんなものが、日に日に膨らんでいくんですよ。早く本番になってほしいけど、当日になるのも怖い」

 碧唯「(本番が)来てほしくないけど来てほしい」

 芽瑠「ファンの方が自分で作ってくださったポスターとかバッジとかを、握手会で配ってくださるんですよ。『田島芽瑠をよろしくお願いします』って。本当にありがたくて感激します。去年は、55位というすてきな順位に立たせていただいて本当に多くのチャンスをいただいたので、今年はアンダーガールズ入り(17~32位)を目指してます。『てんとうむchu!』(姉妹グループの垣根を越えて結成された6人組の派生ユニット。芽瑠のほかに朝長美桜、小嶋真子らが所属)のメンバーにも負けたくないなっていう気持ちもあります」

 碧唯「どういう気持ちで挑んだらいいのか、いまだにわからない」

 芽瑠「でも総選挙って始まるまでのドキドキと不安があるけど、終わったらその結果をもとに頑張らなきゃ、ってなる。その繰り返しがあるから人って成長するのかな、って思います」

 碧唯「私は…(80位以内に)入るだけですごくうれしくて…それで十分って思います…」

 -言い方が難しいですね。やる気がないわけではないし

 碧唯「そう、やる気がないわけじゃないけど…」

 -自信があるわけでもない

 碧唯「うん…」

 -ランクインしたら、また新たな景色や自分が見えるかも

 碧唯「そうなんですよね。そういうのはすごい楽しみ。成長できると思うし」

=2014/05/13付 西日本スポーツ=