新チーム体制本格スタート 成長できるチャンス!!
●月イチ活動報告
6月7日に東京・味の素スタジアムで行われた「AKB48選抜総選挙」でも大躍進を見せたHKT48。彼女たちの活動を毎月振り返る「月イチ活動報告」。今回は本格的にスタートした新チーム体制と新公演や、残すところ福岡のみとなったアリーナツアーについて、チームHの穴井千尋(18)、兒玉遥(17)、山本茉央(17)に語ってもらった。 (古川泰裕)
●大人っぽい歌詞
-4月23日に新チームH公演「青春ガールズ」が始まった
穴井「今まで同じステージに立っていたのは同期だけだったのに、それが一気に後輩と同じチームになって。しかもHは3期生までいて、いろんな個性の子が集まっているので、『また一から』っていうのは大変だなぁと」
兒玉「キャプテンだからね。『またまとめ直さなきゃ』って。チームHとK4は一緒に頑張っていく仲間だけど、チームとしては一緒に競い合って、先輩方に負けないようにいい公演をしようって思いも強くなったかな。前は1期生だけで団結すればよかったけど、2期生や3期生であんまりしゃべったことがないメンバーもいるから、仲良くなりたいと思うし、完成度も少しずつ高めて、次に公演を見ていただいたときに『あっ、成長してるな』って思ってもらえるようにしていきたいです」
-山本さんは昨年11月のAKB48ドラフト会議で加入してから、初めて経験するチーム体制
山本「慣れるようには頑張ってます」
穴井「公演前、めっちゃそわそわしてるよね(笑)」
-公演デビューよりもコンサートツアーが先だった。劇場公演は何回出た?
山本「フルで出るのは今回(5月23日)が2回目です」
兒玉「そりゃ緊張しまくりだ(笑)」
-楽屋の雰囲気は慣れた?
山本「そこは慣れました。先輩方もみんな優しいです」
-青春ガールズ公演はどうですか
穴井「青春ガールズは、ガツガツ踊るというよりも表現を見せる公演で、やっててまだまだ難しいなって思います。中盤はほとんど落ち着いた曲なんですよ。ファンの人も激しく盛り上がれないから、そこで寝ないように表現で見せないと」
-寝るかな?
兒玉「寝ない寝ない寝ない」
穴井「いや、でも本当に表現とか極めないと、中途半端で終わる気がする。やりがいはあります」
兒玉「特別振り付けが難しいってわけじゃないんですけど、その分、表情とか指先まで意識するかどうかで変わってくるから、表現力は磨ける公演じゃないかって思う。『見せる』公演にしていきたいなって思いますね。歌詞が大人っぽくて、なこみく(矢吹奈子、田中美久)ちゃんとか理解できてるのかな、って思いますけど(笑)。でもみんな自分なりの解釈で表現しているから、そこにも注目して見ていただけると、より楽しめるんじゃないかなって思います」
-5月16日は兒玉さんが兼任するAKB48チームK公演「RESET」初日
兒玉「(チームKは)さや姉さん(山本彩、NMB)や(松井)珠理奈さん(SKE)がいて、HKTから私が兼任。HKTをもっと関東の人にも知ってもらいたいから、負けたくないなって思ってステージに立ちました」
●一体感を感じる
-新チームKはどうですか
兒玉「本当にこれからが楽しみで、チームHとは違う一体感を感じます。レッスンしたらすぐに仲良くなれたんですけど、昔からチームKだった内田(眞由美)さんとかもいらっしゃって、振り入れのときに『昔はこうだった』って言われて、『でも先生にはこう教わった』って食い違うときもあって。HKTは新しいものをどんどんつくっていけばそれが自分たちのものになるけど、AKBさんは壊しちゃいけないものもあるから難しいな、って。そこでキャプテンの(横山)由依さんも苦労してるなって感じます」
-絶好調のアリーナツアーも残すところ福岡のみ
穴井「意味が分かんないくらい楽しくて…もう残すところ福岡だけになっちゃって早いなって思います。九州ツアーから始まって、グループ全体で何かをやるっていうのが初めてだったので、HKT48全体の一体感っていうのは実感できてます。『みんなでやってるぞ』っていうのが分かってうれしかったです」
-最終日は海の中道、真夏に野外コンサート
穴井「いやぁ…(最終日)迎えたくないですね」
-なんで
兒玉「なんでぇー?」
穴井「それで終わっちゃうと思うと寂しいから…。早くやりたいけど」
兒玉「そっからまた続くかもしれないじゃん」
穴井「それを目指して最終日を迎えたいです」
-寂しくない?
兒玉「うん、楽しみ。毎回大きな場所でコンサートするたび、こんなところにこんなにたくさんの人が私たちを見に来てくださるんだって感動しちゃいます。だから、地元でそれができたら、すごい達成感なんだろうなって思う。今までの集大成って感じにしたいし、秋元(康)先生も今のところ見に来てくださる予定らしいので、『これがHKTだぞ』って胸張って見せられるようなステージにしたいですね」
=2014/06/10付 西日本スポーツ=