武雄健闘準V “佐賀の新鋭”女王に内容差負け サニックス旗福岡国際中学生柔道

女子準優勝の橋口(前列中央)ら武雄の選手たちと山田監督
女子準優勝の橋口(前列中央)ら武雄の選手たちと山田監督
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【女子決勝・広陵‐武雄】大将戦で相手を攻める武雄の橋口(右)
【女子決勝・広陵‐武雄】大将戦で相手を攻める武雄の橋口(右)
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最優秀選手賞の表彰を受ける国士舘の入来院(右)と広陵の杉村
最優秀選手賞の表彰を受ける国士舘の入来院(右)と広陵の杉村
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 将来の柔道界を担う国内外のホープが団体戦で競う「2017サニックス旗福岡国際中学生柔道大会」は26日、福岡県宗像市のグローバルアリーナで男子86チーム、女子55チームが出場して行われ、15回目の開催の男子(5人制)は、国士舘(東京)が決勝で大成(愛知)を2-1で破って2年ぶり3度目の優勝を果たした。3位に天理(奈良)と前回優勝の大蔵(福岡)。国士舘は1-1で迎えた大将戦で入来院大樹(2年)が一本勝ちした。6回目の開催となった女子(3人制)は、決勝で広陵(奈良)が武雄(佐賀)と1-1ながら先鋒戦で一本勝ちして内容で上回り、3年連続3度目の優勝。3位に金目(神奈川)と東海大静岡翔洋が入った。最優秀選手には、男子が入来院と女子が広陵の杉村美寿希(2年)が選ばれた。

■橋口「夏に雪辱」

 強豪が競い合う畳で、佐賀の新鋭武雄が大きな成果をつかんだ。中学柔道界の女王広陵に決勝で挑み、内容の差で及ばなかったが、頂点に迫った。「広陵を相手にしっかりと勝負ができた。もう一つ上を狙っていきたい」。山田恵士監督が選手たちをたたえた。

 決勝では先鋒戦で一本負けしたが、中堅の鹿歩夏(2年)が終了間際の技ありで1-1とし、勝負の懸かった畳に大将の橋口茉央(同)が上がった。準決勝まで大将戦で4戦オール一本勝ち。代表戦に持ち込んだ準決勝では、延長の末に優勢勝ちして全勝だった。

 「技ありでもいい。相手への指導でもいい。とにかく攻めていこうと思った」と橋口。ともに体重88キロで、今夏の全国中学校(全中)大会優勝メンバーの広陵・杉村を攻め立てたが、決め手のないまま試合時間の3分が過ぎた。

 「自分のやるべきことができなかった。杉村さんにうまくいなされた。スタミナもパワーもまだまだだと実感した」と橋口は悔しさを込めた。だが、昨夏に全中団体戦に初出場した新鋭の大きな可能性を開く準優勝。「全中で広陵に勝ちたい」。来夏をにらみ、武雄の大将は目標を定めた。 (安部裕視)

■女子は広陵が3連覇

 広陵が今大会でも勝ちきり、中学女子をリードし続けるチームの力を示した。「どのチームが相手でも挑戦するつもりで試合に臨んでいる。『勝たなければ』というより『勝ちたい』と思っている」と大将の杉村。今大会は苦闘続きだった。杉村が準々決勝の代表戦で優勢勝ちし、準決勝では2人が引き分けてから一本勝ち。決勝でも武雄の橋口と引き分け、中堅戦までの内容差で制した。「(全中を2連覇した)これまでより力はなく、チームとしてはまだまだこれから。この優勝で自信がついたと思う。来夏に向けて努力を重ねていってほしい」と中尾太保監督は求めた。

■男子は国士舘V

 男子の国士舘は準々決勝以降の接戦を制して大旗をつかんだ。「過去の優勝チームに比べ、力で及ばない」とみる川野成道監督は選手たちの踏ん張りに驚きを隠せない。「今の力を試すつもりで臨み、優勝は頭になかった。一つ上の先輩(3年生)にも歯が立たないが、気持ちの強さとしぶとさがある。その良さを発揮してみせた」。決勝では、ともに一本を取り合っての1-1から大将入来院が内股で一本勝ち。「これからも僕らはチャレンジャー。チーム内の競争がますます激しくなると思う」と入来院は胸を張った。

=2017/12/27付 西日本スポーツ=

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