大牟田準優勝 全国高校柔道男子団体

男子団体で準優勝した大牟田の選手たち
男子団体で準優勝した大牟田の選手たち
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 柔道の第41回全国高校選手権は最終日の21日、東京・日本武道館で男女の団体を行い、男子(5人制抜き勝負)は、国士舘(東京)が2年連続10度目の頂点に立ち、女子(3人制点取り戦)は富士学苑(山梨)が初優勝を飾った。男子の大牟田(福岡)は1993年以来26年(25大会)ぶりに決勝に進出し、国士舘と大将同士の闘いに持ち込んだが、初優勝を逃した。女子の九州勢は敬愛(福岡)の3位が最高成績だった。

 もくろみ通りに試合を運べなかった。大牟田の狙いは、国士舘の超高校級の大将、斉藤立を先に引っ張り出し、副将までで引き分けに持ち込むこと。先行逃げ切りを図ったが、エース森健心主将が副将同士の対戦で引き分けた。最後は大将の石本慎太郎が60キロ重い斉藤の内股を食らった。

 高校3冠大会(全国選手権、金鷲旗、全国総体)初の頂点を逃した。「目指しているのは日本一。準優勝も初戦敗退も同じくらいの気持ちで挑んだので…」。森の目からは涙があふれた。ただ大牟田にとっては26年ぶりの決勝進出。しかも、今大会で唯一、斉藤を引きずり出した。杉野健次郎監督は「体格的に厳しい中、よくやってくれた」とねぎらった。

 九州を代表する強豪が、昨年は屈辱にまみれた。夏の金鷲旗こそ3位に入ったものの、全国選手権、全国総体はともに団体の出場権を逃した。2016年の全国中学校大会90キロ級を制した森主将ら有力選手が集まった現チームは「意識改革」を実行。以前は怒られたり、チーム状態が良くなかったりしたときにのみ行っていた選手ミーティングを頻繁に実施した。

 昨年末は「場慣れするため」(杉野監督)に関東の強豪が集まる大会に初出場。例年は鍛錬に充てる時期に積極的に実戦をこなした。この大会で優勝し、森は「いい流れに乗って、相当自信があった」と口にする。今大会は初戦の埼玉栄戦こそ大将同士の対戦となったが、尻上がりに調子を上げていった。

 悔しさと手応えの交じった準優勝。「金鷲旗は決勝で自分が立と対戦し、チームを勝たせたい」。森は地元福岡でのリベンジを誓った。 (伊藤瀬里加)

=2019/03/22付 西日本スポーツ=

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