金鷲旗 平成23年ニュース

阿蘇有終 現校名で最後の大会 女子初V 選手、監督 高らかに校歌

2011年07月25日 10:16
悲願の初優勝を果たし、応援団と一緒に笑顔を見せる阿蘇の選手たち=23日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡
悲願の初優勝を果たし、応援団と一緒に笑顔を見せる阿蘇の選手たち=23日、福岡市博多区のマリンメッセ福岡
 「♪湧く雲と希望は高し-」。歌声が会場に響き渡り、優勝の興奮をさらに高めた。23日の金鷲旗高校柔道大会女子で初めて大旗を手にした阿蘇(熊本)。選手と監督は円陣を組んで校歌を合唱した。学校統廃合により現校名での出場は今年が最後。会場には保護者や過去に金鷲旗を逃した卒業生、部を長年支えてきた関係者も駆け付けた。

 「自分たちは取れなかったので悔しい気持ちもあるが、後輩たちは本当にすごい」。円陣には元部員で柔道世界選手権(8月・パリ)78キロ級代表の緒方亜香里選手(20)=筑波大=も加わった。緒方選手が3年のとき、阿蘇は全国選手権、国体、全国総体と団体日本一のタイトルを次々獲得。唯一取れなかったのが金鷲旗だった。

 母校は来年から「阿蘇中央」として出場する。ラストチャンスに懸ける後輩にエールを送ろうと、緒方選手はスペイン合宿を終え17日に帰国。休む間もなく22日早朝、福岡入りした。23日の試合直前には選手の打ち込みに付き合い、ともに汗を流した。

 1980年に部員5人でスタートした女子柔道部。赴任した年に部を創設した済々黌教諭の益崎充博さん(58)は「創部したころから日本一を目標に粘り強く練習を続けた。最後の最後に良い結果が出せた」と顔をほころばせた。

 悲願達成に保護者の喜びもひとしお。「日本一になるために阿蘇へ行く」と、親の反対を押し切って鹿児島県鹿屋市から入学した吉村静織(しおり)選手(3年)の母里美さん(40)は「みんなで勝ち取った優勝。自慢の子どもたちにありがとうと言いたい」と涙を浮かべた。

=2011/07/24付 西日本新聞朝刊=

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