金鷲旗 平成23年ニュース

「柔道王国」復活を 男子九州勢 決意新た

2011年07月25日 10:16
九州勢で唯一8強入りを果たすも強豪の壁を破れず、無念の表情を浮かべる大牟田の選手たち=24日午前、福岡市のマリンメッセ福岡
九州勢で唯一8強入りを果たすも強豪の壁を破れず、無念の表情を浮かべる大牟田の選手たち=24日午前、福岡市のマリンメッセ福岡
 24日閉幕した金鷲旗高校柔道大会。男子の九州勢は、大牟田(福岡)のベスト8が最高。8強に1校も残れなかった昨年に続き、強豪校の壁は厚かった。「柔道王国・九州」の復活へ向け、さらなる鍛錬が必要との思いを新たにした選手や監督たち。会場の柔道ファンからも、王国復活を願う声が聞こえた。

 「来年の大会で借りを返さなければいけないぞ」。準々決勝で惜敗した選手たちに、大牟田の杉野健次郎監督(42)は静かに語り掛けた。副将の武内翔吾選手(3年)は「絶対にベスト4以上と思っていた。悔しい」。

 九州は、有望選手が関東や関西の強豪校に流出するケースが目立つ。今大会準優勝の東海大相模(神奈川)の高橋洋樹監督(39)は「中学から大学まで10年計画で育てないと五輪は目指せない」と断言。系列校で近くに大学があれば強化を図りやすい。同校も出場選手のうち2人が九州出身。「週に2、3回は大学生と練習しないと強くならない。伸びる時期に伸ばすことが大事」と高橋監督は語った。

 杉野監督は「人材流出を嘆いても始まらない。子どもらの目を向かせるため努力を重ねないと」と指摘。金鷲旗にも出場したシドニー五輪金メダリストの井上康生さん(33)は「九州は選手層が厚く、伸びる子はたくさんいるはず」と話した。

 九州勢の優勝は1999年以来途絶えている。金鷲旗を観戦して50年という福岡県春日市の汐田利憲さん(72)は「強豪との対外試合がもっと必要では。地元勢にはもっと頑張ってもらいたい」とエールを送った。

=2011/07/25付 西日本新聞朝刊=

その他の金鷲旗 平成23年ニュース

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]