新田が初V 圧巻の捲りでビッグを連覇 優香3度目V女王返り咲き ガールズ決勝

優勝した新田祐大(左)はグラビアアイドルの潮田ひかるに祝福され笑顔を見せる=東京新聞提供
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優勝しガッツポーズをする小林優香
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優勝しガッツポーズをする小林優香=東京新聞提供
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 伊東温泉競輪のG2第13回サマーナイトフェスティバル(優勝賞金1110万円、F2ガールズケイリンフェスティバル優勝賞金250万円)は最終日の17日、9Rのガールズ決勝で小林優香(23)=福岡・106期=が2角捲りを決めて出場大会3連覇を達成。男子の12R決勝は、新田祐大(31)=福島・90期=がHS捲りで初V。6月のG1高松宮記念杯に続き、ビッグレースで連続優勝を飾った。3日間の売上額は約44億6600万円で、目標の40億円を大きく上回った。

 ■ヒーロー

 夜8時を過ぎて、ようやく気温が30度を下回る熱帯夜。真夏を思わせる中で行われた大一番を制したのは、HS6番手から9秒1で捲った新田だった。

 ポテンシャルが違い過ぎた。作戦は「なるべく前の方からとは考えていたけど…。行き当たりばったりでした(苦笑)」。それでも勝ててしまうのだから、とんでもない。「2日目のように(8番手に)なってもならなくても、渡辺さんとワンツーを決めたい」。逃げに逃げる三谷、中団で切れ気味の原田、8番手で動けない深谷。別線の動きを冷静に見据えると、残り1周から一気スパート。渡辺にほとんど差し込ませない完勝劇でのサマーナイト初優勝は、先月のG1宮杯に続くビッグ連覇、そして伊東でのG2連覇(2014年共同杯)のおまけ付き。

 これで来月の地元G1オールスター(8月11~15日、いわき平)に弾みがついたが、「明日(18日)はナショナルチームの練習をしなくていいので、優勝を味わえそう」と、ホッとした表情を見せた。東京五輪でメダル獲得を目指す自転車競技の第一人者。世界を駆け回りながら、競輪でも結果を出す。新田は完全にスーパースターとなった。 (森川和也)

 決勝VTR 周回は深谷-浅井、三谷-村上、岡村、新田-渡辺、原田-園田。赤板前から三谷がカマシ先行し、一本棒で残り1周。6番手の新田は終HSでスパートを開始し、BSでは先頭に立つ豪脚発揮で快勝。追走の渡辺2着。三谷の番手から新田に合わせて出ようとした村上が3着。

 ■ヒロイン

 昨年後半を左肩の手術で棒に振った小林が、シャープに捲って女王の座に返り咲いた。2角からスパート。内で粘る高木真備を直線で突き放した。「1年2カ月ぶりの大舞台。以前より強い自分を見せたかった」と会心の笑顔を見せた。

 東京五輪への出場を目指して、ナショナルチームのブノワ・ヘッドコーチに師事。その指導で肉体改造に取り組み、結果を出した。64キロと、20キロ近く絞った軽快ボディー。デビューから一気にトップに登り詰めた時とは違う“新生・優香”を存分にアピールした。

 賞金ランク12位(711万円)とし、ガールズGPにも望みをつなげた。「ブノワの言う“考えずに感じる”競走で、もう一段階上のレベルにこだわる」。絶対女王へと自らを高めていく。 (野口雅洋)

 レースVTR 石井-高木-小林-尾崎-荒牧-児玉-梶田で周回。尾崎の鐘3半スパートに、合わせて石井、高木、児玉も踏む。BSは尾崎と、イン盛り返す高木で並走。小林は、尾崎-荒牧の後位から2角捲りでV。2着は逃げ粘った高木。児玉6番手不発。

 ◆義援金

 日本競輪選手会静岡支部は、伊東競輪参加102選手、誘導員、開催指導員と、ファンからの募金で集まった義援金10万円を、同福岡支部を通じて九州北部豪雨被災地へ送る。

=2017/07/18付 西日本スポーツ=

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