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渡辺一がG1連続V 寛仁親王牌 【前橋】

優勝した渡辺一成(中央)。左は2着の新田祐大、右は3着の成田和也
優勝した渡辺一成(中央)。左は2着の新田祐大、右は3着の成田和也
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 前橋競輪で4日間にわたり争われたG1第26回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(優勝賞金2890万円)は9日、最終12Rで決勝戦が行われ、渡辺一成(福島、34歳、88期)が、新田祐大マークから直線差し切って、8月オールスターに続きG1制覇を成し遂げた。G1優勝は3度目。HS3番手捲りの新田が2着。渡辺後位の成田和也が3着に入り、福島勢が確定板を独占した。4日間の車券売上額は、約80億5304万円(目標85億円)だった。

■ヒーロー 福島結束!!表彰台独占

 福島タッグが、中部勢の結束を見事なまでに打ち破った。新田のHS捲りをキッチリと追走した渡辺一成が、番手差しでG1連覇を達成。ともにナショナルチームで汗を流す仲間の激走に「(新田が)しっかりとレースをしてくれたおかげです。その気持ちがうれしかった」と感謝した。

 同県ラインのワンツースリーがすんなりと決まった格好だが、戦前は相手の出方が読めなかった。浅井は、愛知3人と別線になっても「中部作戦があるかもしれない。だから(深谷の番手で新田が)イン粘りすることも考えていた」。パワーでは負けない自信がある新田と渡辺が、中部勢の出方を慎重に探った。

 レースは、岡村が愛知分断に出て、浅井が先行態勢に入る意外な流れ。だが新田は、即座に反応して踏み返すと、浅井の3番手をがっちりとキープ。まだ残り2周の赤板だったが、この時点で勝負がついた。「新田君は、ナショナルチーム(の練習の疲労)で限界に近かったはずだけど、頑張ってくれた。だからボクも負けたくなかった。これからも、この恩を忘れずに走っていきたい」。まさに鉄壁の結束だった。

 今後は、自転車競技の比重が大きくなる。11月からのスケジュールは、W杯→競輪祭→W杯、そして年末のGP。今年の競輪出走は最大で5走しかない。その中でも「ナショナルチームの一員として、ダイナミックでインパクトのある走りをファンに見せたい」。さらなる高みを目指し、本業の競輪で、そして世界で戦い抜いていく。 (森川)

 ◆渡辺 一成(わたなべ・かずなり)1983年8月12日生まれ、福島県双葉町出身、34歳、88期。2003年7月デビュー。通算成績は818走で232勝、優勝35回(うちG1(3)回、G2(1)回)。通算取得賞金は4億9250万7900円。身長176センチ、体重80キロ、A型。

■決勝戦VTR

 初手は新田-渡辺-成田、岡村、浅井-椎木尾、深谷-吉田-金子。青板前に深谷が前に出ようとすると、先に岡村が誘導を切ってイン粘り。青板BSで浅井が先頭に立つと福島3車が追随して赤板手前で3板手確保。6番手深谷は打鐘すぎにスパートし、岡村は脱落。終HSで新田は深谷に合わせてダッシュし、浅井を捲りながら深谷を退けて福島勢が2角で抜け出し。直線で渡辺が新田を差し切った。

■戦い終わって

 新田祐(2着)終HS前に深谷君の動きが見えたので、合わせて踏んだ。

 成田和(3着)きつかったが、新田君に付いていけたので良かった。

 椎木尾(4着)このクラスだと実力が足りない。もう少し何かしたかった。

 金子貴(5着)岡村君が誘導を切りにいったので、深谷のインで粘られて、まずいと思った。

 岡村潤(6着)福島の4番手を回るよりは(深谷後方で)自分らしくやれた。

 吉田敏(7着)早く岡村君をかたづけられれば良かったが…。

 深谷知(8着)タイミングがなかった。失敗。半歩くらいは今までより力が付いてきている。

 浅井康(9着)後方で捲れずというのも嫌なので、前々に踏んだ。赤板すぎに、全開で駆けた。

 2017/10/10付 西日本スポーツ

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