渡辺一サマー初V 寛子夏も制す サマーナイトF 【松戸】

サマーナイトフェスティバルで優勝し、賞金ボードを掲げる渡辺一成=東京新聞提供
サマーナイトフェスティバルで優勝し、賞金ボードを掲げる渡辺一成=東京新聞提供
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ガールズケイリンフェスティバルを制した石井寛子(左から3人目)。転倒した小林優香(下)と梶田舞、右端(5)=東京新聞提供
ガールズケイリンフェスティバルを制した石井寛子(左から3人目)。転倒した小林優香(下)と梶田舞、右端(5)=東京新聞提供
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 松戸競輪(千葉県松戸市)のG2「第14回サマーナイトフェスティバル」は16日の最終日、12Rで決勝が戦われ、渡辺一成が捲って大会初制覇。ビッグレース5度目のVを成し遂げ、優勝賞金1110万円を手にした。11Rで決勝が行われたF2「ガールズケイリンフェスティバル2018」は、石井寛子が4角内を差して優勝。賞金255万円を加算し、賞金ランクトップに立った。3日間の総売上額は約40億4000万円(目標45億円)だった。

■ヒーロー 痛烈BS捲り

 「はぁ、はぁ、もうダメ。脚が痛い…。表彰式に出るのは無理だ」。レース直後、完全に脚力を使い果たした渡辺一成は、腰掛けていたイスから立ち上がることができず、もだえ苦しんだ。それは全面的に信頼して前を任せていた菅田への“賛辞”でもあった。

 「鐘すぎのところで、壱道(菅田)君が本当にいいタイミングで仕掛けてくれた。竹内君の内で誰かしらが粘るとは思っていた。それが壱道君かも知れなかったけど、力勝負をしてくれましたね」。深谷の後位を平原が奪い取るやいなや、菅田が8番手からフルスパート。前団のあおりで菅田は行き切れなかったが、その勢いをもらった渡辺がBSから痛烈に捲って、昨年10月のG1寛仁親王牌以来となる優勝をつかんだ。

 「SSの立場なのに(負けてファンに)迷惑を掛けていることが多いけど、タテ脚を出せる展開になったら突っ込んでいける。これで弾みがつきました」。次走は、地元いわき平のG1オールスター。昨年に続く連覇を狙い、さらに己を高めていく。 (森川)

▼12R決勝のVTR

 号砲で浅井が飛び出し、深谷知-竹内雄-浅井康の中部勢が前受け。その後ろは菅田壱-渡辺一、平原康-中村浩、松浦悠、古性優の隊列で並ぶ。残り3周で上昇した平原が先頭に立つと、赤板前スパートの深谷に合わせて踏み込み、竹内から後位を奪う。菅田はそこで一気に反撃したが、平原のけん制で深谷を捲り切れず。渡辺は、菅田が完全に止まる前の終1半から外に車を持ち出すと、BS手前から自分で捲ってV。

■ヒロイン 賞金ランク首位

 昨年末のガールズグランプリ女王が、夏もヒロインの座に就いた。石井寛子は風を切った梅川を番手追走。終BSでは、3番手捲りの高木も加わり“京王閣トリオ”で優勝争いを演じた。3角過ぎに一瞬空いた内を突いて、誰より先にゴール線を通過。「梅川さんとは前回の大垣決勝でも一緒で、その時も内が空いたのを走っていて思い出した。3角では『風子、空けて』と願いながら走った」。思いは通じ、突き進むべきVロードを踏み続けた。

 前検日は「最近、練習でも調子が悪い。昨年末を10とすれば、今は0・5」と嘆いた。初日を勝って「6~7割」。決勝を決めても「7割くらい」と完調宣言は出ないまま。優勝後も「調子はよく分からない」と困惑気味だが、それでいて、この走り。グランプリを制した強さが本物だと証明した。状態は「もっと良くなる」と、自信もたっぷりだ。

 これで賞金ランクでもトップに立ち、6年連続でのグランプリ出場へ大きく近づいた。「これでグランプリ出場圏内なので、何も気にせず、強くなることだけに専念します」。強く美しい女王は、季節を問わず輝き続ける。 (野口)

◆小林優が落失

 ガールズケイリンFの優勝候補だった小林優香は、ゴール前で石井寛子の後輪に前輪を接触させて落車失格となった。頭部打撲、顔面挫創、右肩打撲、両大腿擦過傷で病院に搬送された。

=2018/07/17付 西日本スポーツ=

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