加藤慎平が引退表明 デビュー20年 個性派競輪選手

2005年のKEIRINグランプリを制し胴上げされる加藤慎平(中央)=中日スポーツ提供
2005年のKEIRINグランプリを制し胴上げされる加藤慎平(中央)=中日スポーツ提供
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 2005年のKEIRINグランプリ、G1の全日本選抜を制するなど、アクロバティックな走りで競輪界の頂点に立った加藤慎平(40)=岐阜=が、現役引退を表明した。1998年にデビュー後、競輪祭の新人王を制し、グランプリ、G1、そして西王座戦(G2)を制するなど競輪ではもちろん、SKE48関連や、ボディーフィットネスなどマルチな才能を発揮した個性派レーサーがバンクを去る。

■自分らしい走りできなくなった

 すでに心の整理はできていたため、表情は晴れやかだった。競輪選手生活との別れ。頂点を極めた誇りが、負け続けることを許せなかった。「トップクラスで戦えなくなり、自分らしい走りもできなくなったのが現役引退の理由です」。デビューから20年。節目の年であることも、バンクを去るきっかけとなった。

 一番の思い出のレースは、意外にも優勝した2005年のKEIRINグランプリではない。ともに汗を流し、北京五輪の銅メダリストでもある永井清史と戦った2009年の同レースと言う。「発走機で構えた時に夢がかなったと思いました。永井がデビューする前からGPに一緒に乗ろうと2人で頑張ってきましたから」

 今後は競輪の仕事に外から携わっていく。文才、話術ともに現役時代から高く評価されてきただけに、活躍の場は無限だろう。「今年で40歳。セカンドステージに進むにはいいタイミングでしょう。まずはお世話になった競輪界に恩返しをしたい。そして、フィットネス関係の会社も立ち上げたので、それを世の中に広めて浸透させたい」。マルチな才能はどんな花を咲かせるか。

=2018/12/06付 西日本スポーツ=

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