中村学園女子 剣道団体V2!! 史上2校目3冠

剣道女子団体決勝で優勝を果たし笑顔を見せる中村学園女子の選手たち
剣道女子団体決勝で優勝を果たし笑顔を見せる中村学園女子の選手たち
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団体決勝で守谷・高野(左)から面を奪い1本勝ちした妹尾
団体決勝で守谷・高野(左)から面を奪い1本勝ちした妹尾
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 中村学園女子がV2&史上2校目の3冠-。全国高校総体(インターハイ)は12日、仙台市のカメイアリーナ仙台などで5競技があり、剣道女子団体は中村学園女子(福岡)が2年連続2度目の優勝を果たし、全国選抜、玉竜旗と合わせて初の「3冠」を達成した。女子の3冠は2004年の高千穂(宮崎)以来、史上2校目。副将の妹尾舞香(2年)は、個人戦との2冠を達成した。男子団体は玉竜旗準優勝の高千穂が決勝で島原(長崎)との九州対決を制して1991年以来26年ぶり3度目の優勝。男子団体で4年連続3冠を狙った九州学院(熊本)は決勝トーナメント1回戦で水戸葵陵(茨城)に敗れたが、個人戦で岩切勇磨(3年)が優勝した。柔道女子78キロ超級は世界選手権団体代表の素根輝(福岡・南筑2年)が優勝した。

■黄金時代到来

 今大会初のピンチにも、2年生エースは落ち着いていた。守谷(茨城)との決勝は、1-2の劣勢で副将の妹尾に出番が回ってきた。「慌てないで、自分の剣道を信じて堂々とやれば大丈夫」。自分が負ければ3冠が消える状況で、相手の攻撃をさばきながら、じっくりとチャンスをうかがい、一瞬の隙を見逃さずに引き面を打ち込んだ。

 この1本勝ちで2-2の振り出しに戻すと、最後は大将の山崎主将が相手大将に引き面で1本勝ち。2連覇を決め、うれし泣きするチームメートもいる中、妹尾はにこにこと笑っていた。

 妹尾は抜き勝負の7月の玉竜旗では一度も出番がない「座り大将」だったが、今大会は初優勝した個人戦も含めて計12試合を戦い、11勝1分け。「玉竜旗は先輩方が引っ張ってくれた。インターハイは自分が、と思った」。団体戦では準決勝まで全て副将の妹尾までに決着をつけた。

 岩城監督が「この子の存在は大きい」と信頼を寄せるチームの柱。身長167センチと体格に恵まれ、独特の間合いやタイミングで技を繰り出す。さらに最後まで衰えないスタミナは幼少期からの地道な努力で培った。

 福岡市の名門、今宿少年剣道部で競技を始め、小学生の頃は兄とともに1日1000本の素振りと自宅周辺のランニングを欠かさなかった。大舞台で花を咲かせ「練習してきたことをそのまま出せた」と胸を張った。

 全国選抜、玉竜旗と合わせての「3冠」は女子では2004年の高千穂以来、13年ぶり2校目。「無敵艦隊」の異名を取ったチームと肩を並べた。「この子たちの方が私よりも落ち着いていた」と岩城監督。試合後は選手たちを抱きしめてねぎらった。今大会の登録メンバー7人のうち、妹尾を含めて3人が1、2年生。黄金時代はまだ続く。 (伊藤瀬里加)

 中村学園女子・山崎里奈主将(女子団体決勝の大将戦で優勝を決める1本勝ち)「今大会はずっと自分の前のメンバーがいい形でつないでくれた。相手は1年生だったので、3年生の意地を見せようと思った。(3冠は)一つ一つの大会を精いっぱい戦った結果」

=2017/08/13付 西日本スポーツ=

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