第63回西日本スポーツ賞 高校剣道中村学園女子2年連続の栄誉 3冠「練習のたまもの」 山崎主将「一人一人に自覚 誰もが大将」

賞状を受け取る中村学園女子高剣道部の山崎主将
賞状を受け取る中村学園女子高剣道部の山崎主将
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第63回西日本スポーツ賞の受賞者たち。(左から)福岡ソフトバンクホークスの今宮健太内野手、V・ファーレン長崎の高田明社長、中村学園女子高剣道部の山崎里奈主将、岩城規彦監督
第63回西日本スポーツ賞の受賞者たち。(左から)福岡ソフトバンクホークスの今宮健太内野手、V・ファーレン長崎の高田明社長、中村学園女子高剣道部の山崎里奈主将、岩城規彦監督
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 27日に行われた第63回西日本スポーツ賞の贈呈式で、2017年の高校剣道女子で高校3冠を達成した中村学園女子高剣道部、Jリーグ参入から5年目でJ1昇格を果たしたV・ファーレン長崎、福岡ソフトバンクの2年ぶり日本一に走攻守で貢献した今宮健太内野手の2団体と1個人が表彰され、受賞者はそれぞれ晴れやかな表情で喜びや今後の抱負などを語った。祝辞で九州サッカー協会の山崎亨会長が「夢へ向かう心を育み、スポーツ文化を通じた町づくりに貢献してきた賞。われわれスポーツ関係者は今後も大きな夢に向かってまい進していきたい」と述べ、受賞者を代表して中村学園女子高剣道部の山崎里奈主将(3年)が「スポーツを通じて人々に夢や希望を与えられるよう、精進していきます」とあいさつした。共催のテレビ西日本から今宮にテレビ西日本賞、協賛の富士通からV・ファーレン長崎に富士通賞が贈られた。

 2冠をたたえられた昨年より冠を一つ増やし、中村学園女子高剣道部は2年連続での栄誉となった。岩城規彦監督は3冠を「個人が力を持ち、その一人一人の力が合わさって一戦一戦を頑張った結果」と評し、3月の全国高校選抜大会から始まる新たな冠争いに向けて「この経験が次のチームにも生きてくる」と期待を込めた。

 最も苦しんだのが、三つ目の冠の全国高校総体(5人制対勝負)。守谷(茨城)との決勝で、1-2の劣勢から副将妹尾舞香(2年)が面を決めて追い付き、大将山崎が延長の末に面で決着をつけた。

 この逆転勝ちを、山崎は「練習のたまもの」と明かす。「不利な状況や制限時間を設定し、1本を取り切る練習を日頃からしてきた。焦らずに戦え、勝機をしっかり捉えられた」。強豪はおごることなく日常の練習に取り組み、偉業を成し遂げた。

 主将でもある山崎は今春、大学剣道界の強豪明大に進み、将来の全日本女子選手権優勝などを視野に研さんを積んでいく。突き進んだ3冠の道のりを「一人一人に『チームの核』だという自覚があった。誰もが大将を務められた」と振り返りながら、妹尾が主将を継いだチームに「挑戦者の気持ちで一つ一つの目標に向かっていってほしい」と言葉を贈った。 (安部裕視)

=2018/01/28付 西日本スポーツ=

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