伝統校 5回戦力負け 東海大五 名将・森山部長 来春退職

【男子5回戦・東海大相模‐東海大五】河内(東海大相模・下)から一本を奪う津嘉山慧(東海大五)
【男子5回戦・東海大相模‐東海大五】河内(東海大相模・下)から一本を奪う津嘉山慧(東海大五)
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 最後の金鷲旗は感慨深かった。東海大五は、東海大相模(神奈川)との伝統校対決に競り負け5回戦敗退。1980年大会で初制覇した同校で数多くの五輪選手を育て上げ、来年3月末で定年退職する森山誠部長(61)は「昔だったらもっと上で対戦する組み合わせ。でも、最後の年に懐かしい相手とやれて良かった」とうなずいた。

 監督時代は「めりはりがある中でこそ力は伸びる」と練習を2時間ほどに集約し、集中力を鍛え上げた。96年アトランタ五輪男子71キロ級金メダリストの中村兼三を筆頭とする中村3兄弟や、92年バルセロナ五輪男子95キロ級代表の甲斐康浩現監督らを輩出。「みんな雑草みたいな選手だった」と振り返る。

 現チームでは、大将の田中英二朗(3年)が今春の全国選手権90キロ級で準優勝を果たした。この日は、4回戦で2人を抜き返して逆転。5回戦では、自身より体重が30キロ重い相手大将の前に力尽きたが、10キロ重い副将には優勢勝ちした。

 「選手権後に森山先生から指摘され組み手を修正してきた。きょうは重量級相手でも自分のペースで試合ができた」と恩師への感謝を口にした。

 来年4月からは校名は「東海大福岡」に変わる。森山部長は「それも良い区切りですね」と笑い、数々の思い出の詰まった大会を後にした。

=2015/07/25付 西日本新聞朝刊=

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