明豊 エース山野投手 最後に力尽く

2010年07月28日 09:58
試合終了後、チームメートと泣きながらベンチに戻る明豊の山野(中央)
試合終了後、チームメートと泣きながらベンチに戻る明豊の山野(中央)
 2年連続甲子園出場の夢は果たせなかった。九回裏2死二塁、同点の走者を「絶対返す。逆転できる」と信じ、打席に立ったのは、明豊マウンドを守ってきた山野だった。土壇場のエースの直接対決にスタンドは沸いた。

 投手・山野の課題は、立ち上がりだった。「丁寧に行き過ぎて打たれる」。ただ、明豊は今大会チーム打率約4割。対する大分工は約3割。「怖さはなかった」という。初回の2失点も「取り返せると思い、少し油断した」

 六回表2死二塁、対する打者は1年生・町田。「空振りを取りに行ったフォークが落ちなかった」ところを痛打された。「あの1点がなければ…」と悔いが残っていた。

 最終打席、二ゴロに打ち取られゲームセット。田中は「山野の苦手なコースは分かっていた」と話した。何度も対戦してきた好敵手に、引導を渡された。大会をほぼ一人で投げ抜いたエースは、最後の打者となり、一塁上で泣き崩れた。

=2010/07/28付 西日本新聞朝刊=
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