大分工 延岡学園 「日豊線対決」 大分工・田中 三振量産狙う 

2010年08月05日 12:47
 会場の一角が大きくどよめいた。先にくじを引いたのは延岡学園。その対戦相手として決まったのは、何と大分工だった。「びっくりしました」。大分工の塔鼻監督が驚けば、延岡学園の重本監督も口をあんぐり。「練習試合でもできるような距離ですね」と苦笑いした。

 現チームで練習試合をしたことはない。とはいえ同じ九州、しかも隣県だけにイメージもしやすい。重本監督は「接戦になる」と予想したうえで、大分工のプロ注目エース、田中太一(3年)の攻略に不敵な笑みをのぞかせた。「全国レベルの右の本格派。球も速いし、うちの打線が1点取れるかどうか楽しみですね」

 その田中も対抗心メラメラだ。「九州のチームとは当たりたくなかった」と複雑な表情ながらも、すぐに切り替えた。「昨日の甲子園練習で投げやすいと感じた。三振を取りたい」。自慢の「太一カーブ」を武器に県大会を勝ち抜いた九州のドクターKは、隣県相手でも容赦なく三振の山を築くつもりだ。

 延岡学園は口蹄疫(こうていえき)の影響を乗り越えて切符をつかんだ。「厳しいハンディの中で勝ってきたチーム。精神的にもうちより力がある」と塔鼻監督は警戒する。宮崎県民の思いを背負う延岡学園のエース坂本悠貴(3年)は「運命的。同じ九州として負けられない」と力こぶ。ともに投手を中心に守り勝ってきた似たもの同士が「日豊線対決」で雌雄を決する。
 (山本泰明)

=2010/08/05付 西日本新聞朝刊=
組み合わせはこちら

大分大会関連記事

西日本新聞のイチオシ [PR]

ホークス下剋上日本一!西スポ2018アーカイブス

西日本新聞のイチオシ [PR]