開き直ってピンチしのぐ 折尾愛真の下柳涼投手/北福岡

2回、1死満塁のピンチを投ゴロ併殺に打ち取り、チームメートに迎えられる折尾愛真の下柳投手
2回、1死満塁のピンチを投ゴロ併殺に打ち取り、チームメートに迎えられる折尾愛真の下柳投手
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 0対0で迎えた二回表1死二、三塁のピンチ。折尾愛真の下柳涼投手(3年)は、先発の小野剛弥投手(3年)からマウンドを引き継いだ。「頼んだぞ」。すれ違った小野投手から、そう託された。

 「絶対に抑えて流れを引き寄せてやる」。意気込んだが、飯塚の最初の打者に死球を与えてしまう。一気に崩れてしまいそうな場面にも「このピンチを切り抜けたら自分はヒーローだ」と開き直った。次打者を直球で投手ゴロの併殺打に仕留めチームを勢いづけた。

 元々はコーチから「メンタルが弱い」と指摘される投手だった。ピンチで体が思うように動かず、打ち込まれることもあった。

 チームは今大会、準決勝までの5試合で43得点と打ち勝ってきた。「点を取られてもバッターが取り返してくれる」。この日は、強力打線への信頼が、気持ちを軽くしてくれた。

 「甲子園でも仲間を信じて思い切り腕を振りたい」。身長161センチの小柄な左腕は力強く語った。

=2018/07/24付 西日本新聞朝刊=

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