鹿児島城西4番宮脇ハンパないって4安打 元ソフトB佐々木監督夏1勝にホッ

5回に三塁打と相手の失策で一気に生還した鹿児島城西の4番宮脇
5回に三塁打と相手の失策で一気に生還した鹿児島城西の4番宮脇
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夏初勝利を挙げた鹿児島城西の佐々木監督(左)
夏初勝利を挙げた鹿児島城西の佐々木監督(左)
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 半端ない夏へ! 鹿児島大会は、サッカーW杯ロシア大会で活躍した日本代表FW大迫勇也(28)=ブレーメン=の母校、鹿児島城西が6-1で奄美に快勝し初戦を突破した。前福岡ソフトバンク3軍監督で就任1年目の佐々木誠監督(52)にとって夏1勝となった。

 鹿児島城西の選手が校歌を歌うのを、佐々木監督はベンチ前でじっと見つめていた。「やっぱりホッとした。高校野球は最後まで何が起こるか分からない。勝つことがしんどい」。6-1の快勝にも安堵(あんど)の笑みが浮かんだ。

 5回に追いつかれる緊迫した展開だったが、4番宮脇が均衡を破った。その裏1死一、二塁で中堅を越える長打を放ち一気に三塁へ。相手の中継プレーが乱れた間にホームを陥れた。(記録は三塁打と失策)。4番の一打で3点を勝ち越すとチームは波に乗った。

 「4番目の打者としてチームをしっかりまとめてくれた」。佐々木監督は、1回の先制適時打など、この日4安打3打点の活躍を見せた宮脇をねぎらった。チームメートやスタンドからも「宮脇、半端ないって」と声をかけられ、まんざらでもない様子だ。

 監督の期待に応えたい思いも強い。昨年は主に8番を打ったが、佐々木監督就任後、4番に抜てきされた。常に「ホームランか三振でいけ」と言われている。当てにいくことなく豪快に振り抜けという教えを守り、フルスイングでチームを勝利に導いた。

 佐々木監督の就任を知って現役時代の打撃をインターネットの動画で見た。「スイングも打球もすごかった」。宮脇は打球を飛ばすためにノーステップなどフォームを試行錯誤したが、結局、佐々木監督のように足を上げてタイミングを取るフォームに落ち着いた。「監督は思いきり野球をさせてくれる」。野球が楽しくなった。

 W杯で活躍した大迫の母校としても注目される。佐々木監督は「校長からも『野球部も半端ないと言われるように』と言われている。頑張ります」とこの夏の快進撃を誓う。「サッカー部が注目されているので、野球部も負けたくない」と宮脇も気合十分。目的地は甲子園。鹿児島城西の「半端ない」夏が始まった。 (前田泰子)

 ◆宮脇廉(みやわき・れん)2000年9月2日生まれ。鹿児島市出身の17歳。石谷小1年から「石谷ソフトボールスポーツ少年団」でソフトボールを始め、小5からエース。鹿児島育英館中では軟式野球部で二塁手で4番。鹿児島城西高では入学時は遊撃手だったが2年春に捕手に転向した。好きな選手は佐々木誠(元ダイエー、西武など)。179センチ、84キロ。右投げ右打ち。

=2018/07/12付 西日本スポーツ=

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