痛恨の逆転満塁被弾 エース山下「のまれた」東海大熊本星翔3発に沈む

4回無死満塁、大垣日大・堀本(左)に右越えの逆転満塁弾を浴びた東海大熊本星翔・山下
4回無死満塁、大垣日大・堀本(左)に右越えの逆転満塁弾を浴びた東海大熊本星翔・山下
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 痛恨の一発で流れは変わった。2点リードで迎えた4回。無死から長短打と死球で塁を埋めた直後、東海大熊本星翔ナインの耳に大歓声が響いた。逆転満塁弾を浴びたエース山下朝陽(3年)は「甲子園の雰囲気にのまれた」と悔やんだ。

 7番打者に右翼席に運ばれたのは、2回に5番打者に浴びたソロと同じく浮いた直球。7回には再び5番打者に甘いスライダーを3ランとされた。「試合に入り込めなかった」と振り返った左腕は、大垣日大打線の勢いを止められなかった。

 35年ぶりの甲子園の原動力となったエースがつかまり、ノーシードから勝ち抜いた熊本大会で3割9分2厘のチーム打率を誇った打線も4回以降は無得点。4番竹下翔梧と5番岩井景登の2年生コンビは明暗が分かれる形となってしまった。

 「自分の距離感で打てず、バラバラの動きになった。3年生に申し訳ない」。3打数無安打の竹下は頭を下げた。初回の二ゴロの間に先制点が入ったが、熊本大会で3本塁打を放ち、打率5割7分9厘をマークした強打は発揮できなかった。

 5番の岩井は初回の適時打を含む3安打2打点だったが、5回と8回の安打は走者が得点圏にいなかった。悲願の甲子園1勝はならず、「35年ぶりの出場は先輩が成し遂げてくれた。次は自分たちが(甲子園で)1勝を挙げたい」と誓った。

 2012年に東海大二から現在の校名になって初の甲子園。野仲義高監督は「満塁本塁打は痛かったが、選手たちが向かっていったので良い雰囲気でやれた」と振り返った。強打の2年生コンビを中心にして、必ず甲子園に帰ってくる。 (広田亜貴子)

=2018/08/09付 西日本スポーツ=

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