鳥栖商、V候補の佐賀商撃破 エース田中、昨夏の雪辱

【佐賀商-鳥栖商】完投で佐賀商を破りガッツポーズをする鳥栖商の田中
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勝利を喜ぶ鳥栖商の選手
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 最後の打者を二ゴロに打ち取ると、鳥栖商の左腕エース田中は左拳を高く突き上げた。「1年前のリベンジができた。勝った瞬間、泣きそうになりました」。9回2死三塁の窮地をしのぎ、昨夏の初戦で屈した強豪を撃破。「打倒佐賀商」を目指した努力が報われた。

 3回以外は毎回走者を許しながら、粘り強い投球で2失点完投。直球の最速は130キロに届かないが「自分は三振を取る投手じゃないので」とチェンジアップやスライダーを織り交ぜ、打たせて取る投球を徹底した。

■2失点で完投

 5回は失策絡みで2点を失ったが、続く2死一、二塁で相手の4番竹下を右邪飛に打ち取った。「守備のミスが出た中でよく投げた」。1点差で逃げ切った勝利の立役者となったエースの力投を、園田監督もたたえた。

 3-6で涙をのんだ昨夏、先発した田中は初回に満塁弾を浴びるなど、3回途中6失点で降板した。「去年悔しい思いをしたので、リベンジしたかった」。冬場は1日おきに行った100本のポール間走など徹底した走り込みで下半身を強化し、雪辱した。

 夏は2012年の4強以来、初戦敗退が続いたが、今年は5年ぶりの8強進出だ。2回戦でプロ注目の左腕大江を擁する神埼清明を下した。さらに全国制覇の経験があるシード佐賀商を倒した左腕は「目標は(14年ぶり3度目の)甲子園出場です」と頼もしく宣言した。 (前田泰子)

=2017/07/17付 西日本スポーツ=

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