明大の森下、今年も世界へ 大分商出身の最速154キロ右腕 大学日本代表に選出

大学日本代表選考合宿の紅白戦で力投する明大・森下
大学日本代表選考合宿の紅白戦で力投する明大・森下
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 大分の快腕が大学侍で再び世界へ-。明大の森下暢仁投手(3年・大分商)が、第42回日米大学選手権(7月3~8日、米国)、ハーレム国際大会(7月13~22日、オランダ)に臨む大学日本代表に選出された。今春自己最速となる154キロを記録するなど、成長が著しい。昨年に続いての大学日本代表入り。エース格として大きな期待を受ける右腕が、さらなる躍進を誓う。

 栄えある2度目の「大学侍」に選ばれた。「昨年いい経験をさせてもらった。知っていることはチームに還元していきたい」。森下は強い決意を示した。

■タカ川瀬励みに

 22日から神奈川県内で行われた大学日本代表選考合宿初日の紅白戦。先発で力がある真っすぐと縦に大きく割れるカーブのコンビネーションを駆使して1回を被安打1、無失点に封じた。投げたのは本番で使用する米国製ボール。日本の球より滑り、制球を乱す投手も多い中、「全く気にならなかった。大丈夫です」と言い切った。

 昨年は日米大学選手権とユニバーシアードで2年生ながら先発で活躍した。ユニバーシアード決勝の米国戦では7回を被安打2、無失点、11奪三振で勝ち投手となり金メダル獲得に貢献。日の丸を背負って勝つ喜びを知るだけに「自分の精いっぱいの力を出したい」と意気込んだ。

 明大でも、今春の東京六大学リーグ戦で自己最速を3キロも更新する154キロをマークし、5月14日の立大3回戦では1失点でリーグ戦初の完投勝利。「3年だけどエースとして投げさせてもらっている。責任を感じる」。入学後に右肘骨折などけがで苦しんだ時期にも体幹を鍛え、心身とも大きく成長を遂げた。

 プロ球団も熱い視線を送る。大分商高時代にも視察した西武の渡辺シニアディレクターは「まだまだ体も大きくなる。高いポテンシャルを感じる。来年は間違いなくドラフトの目玉になるよ」と太鼓判を押した。

 森下は先日、大分商高の同級生、福岡ソフトバンクの川瀬と食事をともにした。今季1軍デビューして初安打初打点も記録した友の活躍に「やはり自分もプロに行きたいと思わされますね」と改めて思いを強くした。

 弟で大分商高3年の遊撃手の颯太は、自分が果たせなかった甲子園での試合出場を目指す最後の夏を迎える。「頑張ってほしい」。友に刺激を受けた右腕が、世界で躍動して弟にエールを送る。 (山田孝人)

 ◆森下暢仁(もりした・まさと)1997年8月25日生まれの20歳。大分市出身。明治北小3年から「明治少年野球クラブ」で軟式を始める。大東中では軟式野球部に所属し、3年時に投手兼遊撃手で九州大会優勝。大分商高1年夏の甲子園でベンチ入りしたが登板はなく、3年夏は大分大会決勝で明豊に0-1で敗れた。同年夏、U-18(18歳以下)日本代表でU-18ワールドカップ準優勝。持ち球はカーブ、カットボール、スライダー、チェンジアップ。東京六大学リーグでは通算18試合5勝5敗、防御率3.02。180センチ、73キロ。右投げ右打ち。

=2018/06/28付 西日本スポーツ=

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