福大連覇へ白星発進 初開幕投手・馬場6回5K2安打 九州六大学野球

初めてリーグ戦の開幕投手を務め、先発で6回無失点と好投した福岡大の馬場
初めてリーグ戦の開幕投手を務め、先発で6回無失点と好投した福岡大の馬場
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 九州六大学野球の秋季リーグ戦(西日本新聞社など後援)が2日、北九州市民球場で開幕し、3試合を行った。2連覇を狙う福岡大は九州大を8-2で破って白星スタート。初めて開幕投手を託された福岡大の最速151キロ右腕、馬場康一郎(4年・諫早)が6回を被安打2、無失点の好投を見せた。西南大は久留米大に5-0で快勝。九国大は6-4で北九大に競り勝った。

 大学ラストシーズンに合わせるように急成長した右腕が躍動した。「開幕投手に選んでもらって自信になった。負けられないというのが強かった」。馬場は自身初の開幕戦先発で、6回を5奪三振、被安打2、無失点に抑えた。

 試合の約1週間前に渡辺正和監督から開幕投手を通告された。指揮官はエース左腕秋山遼太郎(4年・田川)に続く先発の柱に期待して大役を任せた。その思いに応えた右腕は140キロ台後半の直球にスライダー、カーブ、フォークを織り交ぜて89球。三塁を踏ませなかった。渡辺監督は「球の速さ、変化球のキレが良くなり、コントロールがうまくできるようになった。持ってるものをしっかり出してくれた」と目を細めた。

 馬場は今春も140キロ台後半の真っすぐを武器に先発も務めたが、4試合登板で1勝1敗。4勝を挙げてMVPを獲得した秋山の陰に隠れた形になった。悔しさをバネに夏場は体幹を鍛え、球速を伸ばした。開幕直前の8月30日に行われたソフトバンク3軍戦で自己最速の151キロをマーク。1イニングで4安打を浴びて3失点を喫したが、プロ相手に直球で押し、初の150キロ超えを果たした。

 プロ志望を公言する。強く意識するようになったきっかけは、7月の母校諫早高(長崎)での教育実習だった。野球を楽しみ、ひた向きに頑張る後輩たちの姿に刺激を受けた。「諫早高からプロ野球選手は出ていない。プロになりたいという思いが強くなった」。憧れる選手は則本(楽天)。「気迫が前面に出て、投球に気持ちの強さを感じる」と目を輝かせる。

 「個人の成績も取れたら取って、明治神宮大会にチームで行くのが理想。プロにアピールしていきたい」。馬場は意気込む。2連覇に向け、頼もしい“第2の柱”が頭角を現した。 (広田亜貴子)

 ◆馬場康一郎(ばば・こういちろう)1997年1月29日生まれ。長崎県諫早市出身。飯盛東小4年から同校の野球クラブで軟式野球を始めて捕手。飯盛中野球部の2年秋から投手。諫早高では1年5月からエース。同年秋の長崎県大会で準優勝し、九州大会に出場した。2年夏の長崎大会では8強。186センチ、88キロ。右投げ右打ち。

=2018/09/03付 西日本スポーツ=

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