宮崎梅田学園フルスロツトルで初全国 社会人野球九州地区予選

選手たちに胴上げされる宮崎梅田学園の斉藤監督
選手たちに胴上げされる宮崎梅田学園の斉藤監督
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7回に逆転2ランを放った宮崎梅田学園・中武
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逆転2ランを放ち、スタンドに向かってガッツポーズをする中武
逆転2ランを放ち、スタンドに向かってガッツポーズをする中武
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 第44回社会人野球日本選手権(11月1日開幕、京セラドーム大阪)九州地区予選最終日の11日は、熊本市のリブワーク藤崎台球場で第2代表決定戦があり、宮崎梅田学園(宮崎)がJR九州(福岡)を4-3で破り、創部13年目で初の本大会出場を決めた。7回に2番の中武亮主将が逆転2ランを放ち、都市対抗野球も含めて初めての全国への道を切り開いた。

 宮崎梅田学園が新たな歴史を刻んだ。宮崎県勢初の本大会出場。接戦を制す一発を放った中武主将は「やっと全国に行けた。九州の壁を破るまで長かった」と安堵(あんど)の表情を見せ、勝利の味をかみしめた。

■県勢初の快挙

 初回に先制点を奪われ、4回にはソロ本塁打を浴びて2点差。劣勢をはね返したのは頼れる主将のバットだった。筑陽学園高から徳山大を経て入社9年目の30歳は5回に同点に追い付く2点適時打を右前に放つと、7回に勝ち越しを許した直後に内角直球を捉える逆転2ラン。チームの全打点を挙げる活躍を見せた。

 宮崎市内で自動車学校を経営し、今年で40周年を迎える梅田学園グループが2006年に創部。同グループ主催の野球大会に出場した男子中学生が交通事故で亡くなったことを受け、交通安全を野球で伝えることができればと、その象徴としてチームを立ち上げた。

 部員24人の約半数は自動車学校の指導員として普通車や普通自動二輪、中型車などの運転を教習生に教えている。そのため、受講者が増える春や夏休み期間は練習時間が限られる。今大会前も全員がそろう練習がほぼできない状況だったが、中武は部員一人一人に役割を自覚させ、ポジションごとの練習でも集中力を高めて取り組ませた。

 5年前の監督就任時に中武を主将に任命した斉藤秀史監督は「一緒に勝とうとやってくれた。リーダーシップを発揮してくれた」と大黒柱の存在に目を細める。

 中武は「挑戦者としてフルスイングをして、全国の代表にぶつかっていきたい」と力を込めた。今年のスローガンは「フルスロットル」。全力で全国の強豪に立ち向かう。 (広田亜貴子)

=2018/09/12付 西日本スポーツ=

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