“福大のギータ”井上絢 決勝3ラン 九州六大学野球

6回に3ランを放った福岡大・井上絢
6回に3ランを放った福岡大・井上絢
写真を見る

 九州六大学野球の秋季リーグ戦(西日本新聞社など後援)は第4週第2日の23日、福岡県春日市の春日公園野球場で3試合を行い、福岡大が西南大を3-0で破った。3番の井上絢登(1年・久留米商)が6回に決勝3ランを放ち、笹渕塁嗣(4年・筑陽学園)が完封勝利を飾った。九国大は久留米大に3-2で逆転勝ち。福岡大、西南大、九国大の3校が6勝2敗で首位に並んだ。九州大は北九大を3-2で破り、久留米大、北九大とともに2勝6敗の4位で並んだ。最終週は10月6日から福岡市の桧原運動公園野球場で行われ、福岡大は九国大、西南大は九州大とぶつかる。

■西南、九国と同率首位

 1年生ルーキーが単独首位を走るライバルを打ち破った。ソフトバンクホークスの柳田ばりのフルスイングから、久留米商高時代は「久商のギータ」とも呼ばれた福岡大の井上絢だ。

 0-0の6回1死二、三塁。完璧に捉えた打球は右翼に大きく弧を描く3ラン。「今まで先輩たちが助けてくれていた。少しでも力になりたかった」。試合を決める一発に笑顔を見せた。

 春季リーグでは開幕の西南大戦でいきなり本塁打デビュー。北九大戦でも一発を放った。それでもこれまで満足な打撃ができず、打撃フォームを修正してきた。

 バットのトップを動かさずに固めることを意識した秋季リーグ。ライバル西南大戦で試合を決める一発という最高の結果を出した。5球目の少し高めのスライダーだったが「トップを残して球を最後まで見られた。打てずにプレッシャーもあったが、やっと出た」と手応えを口にした。

 大学でも柳田と同じ背番号9を付けフルスイングを続ける。6月の全日本大学野球選手権大会では初戦敗退したものの、3打数2安打の活躍。だが、全国大会での投手のレベルの高さを見せつけられ「あのレベルの投手の球を打てないと」と日頃から柳田や鈴木(広島)らプロ野球選手の打撃動画を見て研究を重ねる。

 最終週は首位タイの九国大戦。「もう一度調整して次につなげる」。フルスイングでリーグ優勝をつかむ。 (広田亜貴子)

 ◆井上絢登(いのうえ・けんと)2000年2月23日生まれの18歳。福岡県筑紫野市出身。二日市小1年から「二日市ジュニアーズ」で軟式野球を始め、天拝中では硬式「二日市ボーイズ」でプレー。久留米商高では1年秋からレギュラー。4番右翼で出場した3年夏は福岡大会4強。福岡大では今春開幕戦の西南大1回戦でリーグ戦初本塁打を放ち、今回が通算3号。178センチ、89キロ。右投げ左打ち。

=2018/09/24付 西日本スポーツ=

西日本新聞のイチオシ [PR]

ソフトバンクホークス選手の写真販売中!

西日本新聞のイチオシ [PR]