代打の必殺仕事人・田村が連日V打 九共大、2年連続神宮

8回に勝ち越し打を放ち、二塁でガッツポーズを見せる九共大の田村
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胴上げされる九共大の上原監督
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九州大学野球選手権大会で、2年連続7度目の優勝を決めた九共大の選手たち
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優勝を逃し肩を落とす日本文理大の選手たち
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 ◆九州大学野球選手権:決勝 九共大8-4日本文理大(27日・ヤフオクドーム)

 2年連続で神宮切符を手にした。第25回九州大学野球選手権(西日本新聞社など後援)は27日、福岡市のヤフオクドームで決勝が行われ、九共大(福岡六大学1位)が日本文理大(九州地区大学1位)を8-4で破り、2年連続7度目の優勝を決めた。8回に代打の田村航汰(2年・東海大福岡)が適時二塁打を放ち勝ち越し。準決勝でサヨナラ打を打った田村が2日連続でヒーローとなった。9度目の出場となる明治神宮大会(11月9日から6日間、神宮)は、1回戦で東都連盟代表の立正大と対戦する。

 2年生の「仕事人」がチームを救った。同点とされた直後の8回。2死から安打が続き二、三塁とした場面で、「代打田村」の出番だ。直球を捉えた打球は、左中間を抜け走者一掃の適時二塁打に。前日の準決勝ではサヨナラ打を放ち、決勝は勝ち越し打でチームに2年連続優勝をもたらした。「いい場面で使ってくれたので思い切って打った」と2日連続のヒーローとなった田村は胸を張った。

 2点リードの7回、先日のドラフト会議で広島に2位指名を受けたエース島内颯太郎(4年・光陵)をマウンドに送り逃げ切りを図ったが、右手中指の爪が割れた影響で万全ではなかったエースは2四球と安打で同点とされた。流れが相手に傾きかけた時に、8回の攻撃前にベンチでミーティングを行った。「リーグ戦は島内さんが引っ張ってくれたので、今日は打者が島内さんを助けようと話しました」と田村も仲間と士気を高めた。

 田村を打席に送り出した上原忠監督は「調子が良かったので打たせた。田村サマサマですね」と「代打の切り札」に感謝する。春はDHなどでスタメン出場していたが、秋のリーグ戦は守備を重視したため6試合中5試合が代打出場。リーグ戦では4打数無安打に終わったが、今大会も「代打で役割を果たそう」と5回終了後から素振りを始め集中力を高めた。最初のストライクを逃さないよう、普段の打撃練習から「代打のつもりで」と集中して打席に立ってきた。「打ったらヒーローだという強い気持ちで打席に立っています」。そのイメージ通りにヒーローとなった。

 明治神宮大会の1回戦で対戦する立正大は東都リーグの覇者だが「春は九産大が東都の東洋大を破ったので、秋も続きたい」と上原監督。1999年の優勝以来の頂点を目指し、必殺仕事人の田村は「神宮でも結果を残すだけ」と一打席にかける。 (前田泰子)

   ◇    ◇

日本文理大2年ぶりV逃す

 日本文理大は同点に追い付いた直後の8回に4失点し、2年ぶりの優勝には届かなかった。2点を追う7回2死二、三塁、馬登が九共大の島内から左中間の2点二塁打を放ち、同点に持ち込んだが、8回2死から6者連続安打を許し、力尽きた。中村監督は「自分たちのチームとしてやれることはやった。総合的な要素があっての結果。足りなかったし、報われなかった」と悔やんだ。4回から登板したエース清松は「ツーアウトからの4失点。一球の怖さを知った」と振り返りつつ、「悔いなく全球全力で投げられた」と大学最後の野球で燃え尽きた。

=2018/10/28付 西日本スポーツ=

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