Bリーグ球宴 熊本沸かせた 小林故郷でMVP

第2クオーター、3点シュートを決め喜ぶB・BLACKの小林(熊本)
第2クオーター、3点シュートを決め喜ぶB・BLACKの小林(熊本)
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■B・WHITE勝利

 バスケットボール男子Bリーグのオールスターゲームが14日、熊本市の熊本県立総合体育館で初めて行われ、B・WHITEがB・BLACKに123-111で勝利した。B・BLACKで熊本市出身の小林慎太郎(B2熊本ヴォルターズ)が6本の3点シュートを決め、熊本地震で大きな被害を受けた故郷のファンを沸かせた。小林は試合後にSNSで行われたファン投票で最優秀選手(MVP)に初選出された。来年度は富山市総合体育館で開催される。

 リングにボールを通すたび、会場の歓声と熱気はヒートアップした。「熊本のファンのバックアップがあったので決められた」。熊本市出身の小林が3本連続を含む、両チーム最多の6本の3点シュートを量産。故郷でのオールスターゲームで堂々の主役を張った。

 2016年4月の熊本地震と昨年7月の九州豪雨で甚大な被害を受けた両被災地への「復興支援」を旗印に開催された。チケットは発売と同時に即完売した。「火の国・熊本」をイメージさせる赤いTシャツで会場を真っ赤に染めた3242人のブースター。大河正明チェアマンは「手応えは十分。これを機会に、もう一度(被災地支援のことを)思い出していただけたら」とうなずいた。

 小林は何度も「(被災の記憶を)風化させない」と口にした。「最近は報道も減ってきている。自分が活躍することで風化させないことができれば」。試合後のファン投票では51%の圧倒的得票率で初のMVPに選出され、思いを形にした。

 前日はオールスターのメンバーたちとともに熊本県益城町を訪問。自身も何度となく被災地に足を運んでいるが、訪れるたびに復興への道のりはまだ途中だと実感させられるという。「笑顔、勇気、元気を届けることが僕の使命」。自身が所属するB2熊本は全日程の約半分を消化した現在、西地区で福岡に次ぐ2位。地区首位を奪い、昇格の権利を争うプレーオフ進出を目指している。「まずは1部に昇格を」。目の中には、復興へのシンボルとなるべく力強い覚悟が宿っていた。 (米村勇飛)

 山下泰弘(B2ライジングゼファー福岡主将、この日はB・WHITEのメンバーでオールスターに初出場)「プレーできてうれしかったし、たくさんの人の笑顔が見られてよかった。(熊本と福岡県朝倉市の)被災地支援は継続してやっていく」

 ◆小林慎太郎(こばやし・しんたろう) 1985年6月29日生まれの32歳。熊本市出身。託麻中時まで熊本で過ごし、宮崎・小林高、東海大を経て2008年にパナソニック入団。13年から熊本に所属。熊本では主将。ポジションはSG。185センチ、85キロ。

=2018/01/15付 西日本スポーツ=

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