福岡が初のB1昇格 経営難乗り越え結束力生む バスケットボールB2リーグ PO準決勝

B2プレーオフ準決勝第2戦でFE名古屋を破り初のB1昇格を決め、歓喜に沸く福岡の選手やスタッフ
B2プレーオフ準決勝第2戦でFE名古屋を破り初のB1昇格を決め、歓喜に沸く福岡の選手やスタッフ
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第4クオーター、相手をかわしながらシュートを決める福岡・ペッパーズ(22)
第4クオーター、相手をかわしながらシュートを決める福岡・ペッパーズ(22)
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 バスケットボール男子、Bリーグ2部(B2)のライジングゼファー福岡が13日、福岡市民体育館でのB2プレーオフ準決勝でFE名古屋に連勝し、B1初昇格を決めた

 待望の瞬間を迎えると選手たちに満面の笑みが広がった。12日の第1戦で終盤まで苦しめられたFE名古屋を22点差で圧倒。資金不足で3部スタートとなった昨季「2年でB1昇格」と掲げた公約を達成した。「一丸となって戦えた。福岡、最高です!」。歓喜に沸くブースターに向かい、山下主将は叫んだ。

 “ベンチ組”の活躍が今季のチームを象徴していた。2点を追う第1クオーター終了間際。石谷と加納督の激しい守備からボールを奪うと、速攻からペッパーズの逆転3点シュートにつなげた。3人は第2クオーターも出場し、前半だけでリードを17点に広げた。石谷は「重要な試合こそ守備が大事になると声を掛け合った」と胸を張った。

 選手の大半が昨季からのメンバー。石谷や加納督、ペッパーズらは経営難にあえいでいたbjリーグ時代の福岡でプレーした経験がある。愛着のあるクラブをB1へ上げたいという思いが結束力を生み、年齢や実績に関係なく意見をぶつけ合って高め合う雰囲気をつくった。第1戦もハーフタイムに石谷や加納督が「もっとボールを回そう」と鼓舞。立ち直るきっかけをつくった。「選手たち自身が化学反応を起こしていた。誰が出ても仕事をしてくれた」。河合ヘッドコーチは選手の一体感に目を細めた。

 bjリーグとナショナルリーグ(NBL)の統合が決まったころ、クラブはいったん新リーグ参入を断念した。山下主将は選手全員の思いを代弁する。「ここまで来られたのは、チームを残してくれたブースターやスポンサー全員のおかげ。B1でもっと福岡を盛り上げたい」。中学や高校の強豪校が多い福岡。B1は本来のスタート地点とも言える。だからだろう。選手は誰もうれし涙を流さなかった。

=2018/05/14付 西日本新聞朝刊=

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