福岡2区・石田、区間新 15人抜きで4位入賞貢献 全国都道府県対抗男子駅伝

区間賞を受賞した熊本1区・井川龍人(左)と区間新の福岡2区・石田洸介
区間賞を受賞した熊本1区・井川龍人(左)と区間新の福岡2区・石田洸介
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2区で区間新の力走を見せた石田
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区間賞の走りを見せた熊本1区の井川(奥)。手前はたすきを受けて走りだす2区・鶴川正也
区間賞の走りを見せた熊本1区の井川(奥)。手前はたすきを受けて走りだす2区・鶴川正也
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 第23回全国都道府県対抗男子駅伝は21日、広島市の平和記念公園前を発着点とする7区間、48キロで行われ、埼玉が2時間19分10秒で3年ぶり2度目の優勝を飾った。郷土勢では福岡が2時間20分55秒で4位に入り、5年連続入賞。中学生区間の2区(3キロ)で石田洸介(浅川中3年)が15人を抜いて区間記録を6秒更新する新記録を樹立。7区(13キロ)の高橋尚弥(安川電機)も6人抜きで区間3位と力走し、チームを入賞圏内に押し上げた。14位の熊本は1区(7キロ)で井川龍人(九州学院高2年)が区間賞を獲得。佐賀は16位、長崎は22位、鹿児島は25位、大分は31位、宮崎は34位、沖縄は47位だった。

 「スーパー中学生」が全国舞台で有言実行の走りを見せた。2区の区間記録を6秒更新。20日の開会式で「区間記録を出す」と宣言した通りの結果を出した上、目標の8分15秒も1秒上回った。「100パーセントやれました。15人抜きもできたし、満足しています」。満面に笑みを浮かべた。

 22位でたすきを受けると躍動感のある力強い走りで前の選手を追った。テレビ解説で2008年北京五輪マラソン代表の尾方剛氏が「中学生離れしている」と絶賛した動きで最初の1キロは2分39秒のハイペース。「前に見える人を抜いていったら自然とペースが速くなった」。最後までスピードは衰えず、7位で中継所へ。昨年1500メートル、3000メートル、中体連非公認の5000メートルのトラック3種目で中学新を出したのに続き、駅伝でも名を刻んだ。

 昨年は同区間で3位。1位の長崎・林田洋翔(桜が原中-長崎・瓊浦高)は区間新記録だった。「目の前で区間新が出て悔しかった。来年は自分が記録をつくってやると思った」。その後の石田は決して順調ではなかった。昨年5月に脚の故障で約1カ月走れず、10月終わりにはスランプで走れない時期もあった。好きな言葉は「きつさは一瞬。後悔は一生」。「後から後悔したくない」と地道に練習に取り組み、夢をかなえた。東農大二高(群馬)を受験予定。「高校から世界を目指せる選手になりたい」。五輪出場の目標に向け、高校でも一歩ずつステップアップしていく。 (前田泰子)

■熊本1区・井川、都大路の無念晴らす区間賞

 京都の無念を広島で晴らした。熊本の1区を走った井川が区間賞を獲得。昨年12月の全国高校駅伝では1区(10キロ)で1秒差の区間2位だっただけに「今回は自分でレースをつくろうと思った」という。スタートから先頭集団を引っ張る積極的なレースを展開し、残り600メートル付近からロングスパート。粘る長野・松崎(佐久長聖高)や青森・田沢(青森山田高)らを振り切り「今度は都大路で(区間賞を)取りたい」と早くも最終学年を見据えた。自らの活躍とは別にチームの順位は14位。「入賞できなかったのは悔しい」と複雑な胸の内ものぞかせた。

=2018/01/22付 西日本スポーツ=

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