北九州市立・女子、3年ぶり都大路 1年生の1区・酒井が快走 全九州高校駅伝

3年ぶりの都大路出場を決めた北九州市立の選手
3年ぶりの都大路出場を決めた北九州市立の選手
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お守りをつけたたすきを見せるアンカー松本
お守りをつけたたすきを見せるアンカー松本
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 男子第71回、女子第30回全九州高校駅伝(西日本新聞社など後援)が18日、福岡県嘉麻市の嘉穂総合運動公園を発着点とする周辺コースで男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロで争われた。女子は北九州市立(福岡)が1時間9分35秒で4位となり、全国高校駅伝(12月23日、京都市)の30回の記念大会枠を北九州地区代表として獲得。3年ぶりの都大路切符をつかんだ。3位の樟南(鹿児島)が南九州の地区代表となった。神村学園(鹿児島)が1時間8分10秒で3年連続7度目の制覇。男子は九州学院(熊本)が2時間4分34秒の好記録で3年ぶり10度目の優勝を果たした。

■記念大会枠に

 都大路への思いを全員でつないだ。北九州市立が4位に入り、都大路出場へ残された1枠を勝ち取った。同じ北九州地区代表を狙う諫早(長崎)を51秒、東海大福岡を58秒も突き放してアンカーの松本夢佳(3年)がゴールテープを切った。「アンカー勝負になると思っていた。想定通りのレースだった」と荻原知紀監督は期待通りの走りを見せてくれた選手たちに目を細めた。

 1区に抜てきされた1年生の酒井美玖が流れをつくった。中学まで野球部だった酒井は高校で本格的に陸上を始めたばかり。「東海大福岡と諫早をマークした。後ろは3年生が4人だったので安心感があった」。ユース五輪3000メートル代表の東海大福岡の菅田雅香(3年)にぴったりつき、わずか4秒差で3年生にたすきを渡すと、2区以降は一度もライバルに前を譲ることはなかった。

 県予選で2位に終わった後、都大路への気持ちを高めるために全員で学校近くの飛幡八幡宮へ必勝祈願に行った。「必勝祈願に行ったのは初めて」とアンカーの松本は明かす。そのとき買ったお守りをたすきに縫いつけて力走。お守りには国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された地元の戸畑祇園大山笠の刺しゅうがある。地元の誇りをみんなでつないでつかんだ全国舞台だった。

 800メートルの全国総体、国体を制した山口真実(3年)らも擁するメンバーに「うまくいけば面白い戦いができる」と荻原監督。3年ぶりの都大路で全国の強豪に立ち向かう。 (前田泰子)

=2018/11/19付 西日本スポーツ=

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